汚れを溜めないコツを覚えれば綺麗が保てる!一人暮らしの掃除の仕方

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一人暮らしは自分だけの空間で、誰にも干渉されず自由に過ごせるのが嬉しい所ですが、炊事洗濯掃除全て一人でこなさなくてはなりません。

一人暮らしは忙しく、炊事や洗濯は食べる物や着る物に困ってしまわないよう、比較的こまめにできる人が多いですが掃除は後回しになりがちです。

部屋が汚くてはインテリアにこだわった部屋も台無しですし、急に友達を呼ぶことになった時に焦ってしまいます。

掃除のコツを掴んで綺麗に保てれば友達を呼びたくなる部屋になり、ホームパーティーも夢ではありません。今回は一人暮らしの掃除方法とそのコツを詳しく見ていきましょう。

人にはなかなか聞けない一人暮らしの掃除事情…週1回が大多数

「みんなはどのくらい掃除しているの?」と思っても、周りの人と部屋の掃除について話す機会は滅多にありません。部屋を掃除する頻度について一人暮らしの働く女性の声を見てみましょう。

一人暮らし男性も、女性の掃除傾向を知っておくと彼女や女友達を招く時の参考になるはずなので、チェックしてみてください。

週1回…39.9%
「平日は疲れてなかなかできない」「仕事の日は帰りが遅く、掃除機がかけられない」平日忙しく時間が取れなかったり、帰りが遅く掃除機の音が気になるという意見が多く週1回掃除している人が多いようです。
毎日…18.1%
「ホコリ汚れが気になる」「汚れたらすぐに掃除をする」汚れを見つけたらすぐに掃除する場合こまめに掃除することになりますが、常に綺麗に保っているため落ちない頑固な汚れに手こずることは無いでしょう。
週2〜3回…17.0%
「毎日はできないが、汚れが溜まると気なる」「汚れてきたと感じる頻度」忙しさもあり毎日掃除をすることはできませんが、掃除に対する意識は高くこまめに掃除している人は多いようです。
平日は特に忙しい人が多く、毎日しっかり掃除することはできないので気になる部分をこまめに掃除している人が多いようです。

また、毎日掃除派も毎日掃除する部分は気になる部分掃除のみで、掃除機をかけるなど時間をかけて行う掃除は、休日に合わせてまとめてしている人が多い傾向にありました。

ついで掃除や換気をして、カビやホコリが溜まりにくい部屋に!

平均掃除頻度の意見からもわかるように、まとめて掃除すると落とすのが大変になる汚れも、汚れが気になった時にこまめに掃除しておけば短時間で綺麗にできるということです。

「毎日掃除をしよう」という目標は挫折し兼ねないので、少しの意識で掃除が楽になる習慣から始めてみましょう。

ついでに掃除する習慣

仕事や学業で忙しく、毎日まとまった掃除の時間を作ることは難しいかもしれませんが、気になる汚れを掃除しながら周りも一緒に掃除するなど「ついでに掃除をする」習慣をつけていきましょう。

このような簡単な心がけでOK
  • 床の髪の毛やホコリが目についた時、周りもササっと掃除する。
  • テレビを見ながらソファーやカーペットをコロコロ掃除する。
  • キッチンや洗面台などを汚した時にふき取りながら周りも一緒に掃除する。
汚れやゴミが落ちやすいのは、ソファーの周りなど部屋の中でも過ごす時間が長い場所です。座ったついでにコロコロ掃除をすると髪の毛や細かいゴミがたくさん取れます。

キッチンで料理をした時に跳ねた汚れや、洗面台で歯磨き中に鏡が汚れてしまった時は、すぐにササッと拭き取れば汚れがこびりついて固まることもありません。

換気でカビの発生を防ぐ

一人暮らしだと平日の日中は家を空けることが多く、季節問わず締め切りにして外出することも多いでしょう。

急いでシャワーを浴びて水滴をそのままに締め切りにしてしまっては、夏場は特に細菌が繁殖してカビやヌメリの原因となってしまいます。

また、湿気は室内のカビやダニの発生を促進してしまうこともあったり、空気中にホコリが舞っていては体調を崩し兼ねません。

6〜8畳の部屋の場合5〜10分で換気できるので、朝起きてからと夜帰宅してからなど、ルーチンに組み込んで換気する習慣をつけましょう。

整理整頓

部屋の整理整頓が出来ていなくては隙間にホコリやゴミが溜まってしまいますし、物が乱雑に放置されていると掃除の前に整理整頓する時間が余計に必要となるので、掃除に時間が取られてしまいます。

そのため、部屋の整理整頓が出来ていないと余計に掃除が面倒になってしまうでしょう。

掃除をして清潔に保ちたいと思えるような部屋にしておくことで、掃除のモチベーションが保たれるのです。

常に整理整頓された部屋にするためには…
  • 物の置き場を決める
  • すぐ使えてすぐしまえる収納を心がける
  • 物を増やさない
整理整頓の基本はそれぞれの物の置き場の所定の位置を決めることですが、収納場所を決める時のポイントとしては使う場所に連動した場所に収納を作り、すぐ使えてすぐしまえるように工夫しましょう。

一人暮らし向けの賃貸などの部屋は備え付けの収納が少ないこともあり、ついつい買いだめしてしまう日用品や毎シーズン増えてしまう洋服は次第に収納場所に入りきらなくなってしまいます。

日用品は必要な時に買うようにしたり、流行が終わってしまった洋服や着なくなってしまった洋服は処分して、今着る洋服を収納する十分な空間を確保することがポイントです。

ゴミは溜めっぱなしにしない

ゴミ出しは朝早く所定の場所に出さなくてはいけないため面倒に思うかもしれませんが、ゴミを溜めてしまうと整理整頓ができないことと同じく、掃除のモチベーションが保てずゴミ屋敷になってしまう危険があるのです。

また、ゴミを溜め込んでしまうと空気が汚れて衛生的にも良くありませんし、カビが生えたり部屋や洋服に匂い汚れがついてしまうことも考えられるでしょう。

簡単な掃除でカビや匂い汚れを落とすことは難しく、友達を呼んだ時に急いで掃除をしたところで匂い汚れは残ってしまいます。

賃貸や自治体それぞれにルールが設けられていますが、ルールに則ってこまめに出すように心がけましょう。

特に生ゴミをゴミ箱に捨てる時には、水気をしっかり切ってビニール袋にまとめ、袋の口を固く縛ってから捨てるようにしましょう。

すぐ手が届く場所に置いておくと便利!使える掃除アイテム

忙しい毎日でもササっと掃除するために、便利なアイテムをすぐ手が届く場所に用意しておきましょう。

一人暮らしの部屋の掃除に便利なおすすめの掃除アイテムを、使い方アイデアと共にご紹介していきます。

コロコロ

コロコロ掃除ができる粘着テープタイプの掃除用具は、スーパーや100円ショップなど手に入りやすく、一つは必ず持っていたい掃除アイテムです。

そのままコロコロするだけでホコリや髪の毛が取れ、取れた汚れも目に見えるので掃除意欲が掻き立てられるはずです。

また、静かに掃除ができるので特にマンションやアパート暮らしにとっては強い見方で、朝方や夜に掃除をする時も近所迷惑を気にすることなく掃除ができます。

お掃除シート

床や棚、ドアの取っ手、小物に至るまですっきり綺麗にできるのは濡れ拭きですが、雑巾を使うとなると使ったあとの雑巾を洗うバケツや、洗濯物とは別の物干しスペースが必要です。

また、汚くなった雑巾をこすり洗いするのことに抵抗があったり、面倒に思うとやらなくなってしまいます。

そのような雑巾のデメリットを解消し、汚れをしっかり拭き取ってそのまま捨てられるのが「お掃除シート」です。

お掃除シートにはウェットタイプとドライタイプの2種類ありますが、用途によって使い分けると便利なのでそれぞれの特徴を覚えておきましょう。

  • ウェットタイプは、ササっとそのまま汚れを拭き取れる
  • ドライタイプは洗剤をつけてこすり洗いも、洗って再利用もOK

ウェットタイプはホコリで汚くなってもそのまま捨てられるので、忙しい時にも専用ワイパーを使ってササっと床掃除ができます。

ドライタイプは乾拭きはもちろんのこと、不織布でできていて丈夫なので雑巾のように洗って再利用ができますし、キッチン周りやお風呂の掃除に洗剤をつけてスポンジのようにこすり洗いをすることもできる優れ物です。

ハンディモップ

手が届かないエアコンの上や棚の上は掃除し忘れてしまうことも多いですが、たくさんホコリが溜まっています。

掃除は上から下の順番にしていく必要があるので、まずはハンディモップを使って高いところから掃除をしていきましょう。

ハンディモップにも種類は色々ありますが、持ち手が伸びてモップ部分が使い捨てできる物だと、扱いやすく手入れも簡単なのでおすすめです。

アルコール除菌スプレー

食器や日用品などさまざまな物の汚れを落とすだけでなく、除菌もできるアルコールスプレーは一つ持っておくととても重宝します。

キッチンの油汚れに吹きかければアルコール分が油を分解するため汚れが落ちやすくなりますし、揮発性の高いタイプを使えばガラスや鏡の拭き跡が残りません。

また、キッチンや洗面など水周りの雑菌が心配な場所に除菌としても使えるでしょう。

ただし、アルコール濃度の高いものは引火することがあったり、床のワックスなど塗装を剥がしてしまうことがあるので使用場所に注意して使ってください。

メラミンスポンジ

マグカップの茶渋やシンクの水垢など、普通に洗っただけでは落ちない汚れがついてしまった時に便利なのがメラミンスポンジです。

メラミンスポンジは水をたっぷり含ませると、軽く擦っただけで汚れを落とせます。

しかし、何にでも使えるということではなく、メラミンスポンジは研磨スポンジなので表面を傷つけたくないものや、コーティング加工が施されているものには使用できないということを覚えておきましょう。

食器用中性洗剤

初めて一人暮らしをする方は特に、掃除する部屋別に洗剤を買い揃えるのも大変ですが、まずは食器用中性洗剤を用意すると色々な場所を洗えます。

口に入れるものを洗うために開発され比較的安全な成分で作られているので、傷をつけたり変色をさせる心配がほとんどありませんが、さまざまな汚れを万能に落とす力を持っています。

洗い流せない場所に使う時にはしっかり水拭きして、洗剤が残らないように気をつけましょう。

基本は上から下に掃除していこう!各部屋の掃除手順とコツ

掃除手順の基本の上から下に、内から外を意識しながら家全体の掃除を進めていきます。それそれの部屋の掃除方法を詳しく見ていきましょう。

リビングルーム

リビングルームは過ごす時間が長いのでホコリが溜まりやすく、こまめな掃除が必要とされます。また、置いているものが多いので日頃から整理整頓を心がけると清潔に保つことができるでしょう。

リビング掃除の手順
  1. 散らかっているものを片付け、床に置いているものを移動する。
  2. エアコンや棚など高いところのホコリを落とす。
  3. 掃除機やドライシートを使ってホコリを取り除く。
  4. フローリングはウェットシートで拭き掃除し、カーペットはコロコロで細かいホコリを取り除く。
目に見える汚れは先に落とすことと、先に床にホコリを落としてから濡れ拭きで仕上げることがポイントです。

また、ベッドなどの家具の下は髪の毛やホコリが溜まりやすいのでしっかり掃除しましょう。

キッチン

ガスレンジの上は時間が経つと汚れが固まって落ちにくくなってしまいますし、雑菌が繁殖してしまっては衛生上良くありません。

キッチン掃除の手順
  1. ガスレンジ周りを拭き掃除する。
  2. 生ゴミや排水溝のゴミをしっかり取り除く。
  3. シンクは台所用洗剤などをつけたスポンジでこすり洗いする。
  4. 洗い流してウエスで水分を拭き取る。
キッチンを使ったら毎回濡れ布巾などを使って拭き掃除しますが、油汚れなど落ちない場合は食器用中性洗剤を少量つけてこすり洗いします。

また、換気扇掃除を日常の掃除に組み込むことは難しいですが、油汚れやホコリが溜まってしまうので少なくとも2ヶ月に1回は掃除しましょう。

換気扇掃除の手順
  1. 換気扇を取り外す。
  2. 中性洗剤か重曹を溶かした水に30分浸けておく。
  3. 洗剤と歯ブラシなどを使ってこすり洗いする。
換気扇を掃除する際は誤って作動しないようにコンセントを抜いてから行いましょう。もし、油汚れがひどくネジが動かない場合は、ドライヤーで30秒ほど温めるとネジが動きやすくなります。

また、重曹は水よりお湯を使う方が効果を高められるので、50〜60℃程度のお湯と一緒に使うようにしましょう。

バスルーム

バスルームを清潔に保つためには湯垢や石鹸の泡をそのままにせず、換気をこまめにすることが大切です。

毎日のバスルーム掃除の手順
  1. 入浴後の浴槽はお風呂用洗剤とスポンジを使ってこすり洗いする。
  2. 浴室全体を40℃ほどの熱めシャワーで洗い流し、冷水に切り替えて冷やす。
  3. 排水溝のゴミを取り除く。
  4. 浴室の窓や扉を空けたり、換気扇を使って湿気を溜めないようにする。
汚れがふやけて落としやすいこともあり、浴室は使った直後の掃除がおすすめです。最後の仕上げとしてハンドワイパーなどで水気を切ると更にカビの発生を防げるでしょう。

しかし、毎日使い方に気をつけていても浴室にはヌメリ汚れやカビが発生してしまうことがあるので、週1回程度時間をかけて掃除する必要があります。

週1回程度のバスルーム掃除の手順
  1. 天井は掃除用ウェットシートに塩素系洗剤を含ませて拭き、シャワーで洗い流し、再度拭き取る。
  2. シャンプーボトルやボトル置きを掃除する。
  3. 排水溝を分解して歯ブラシなどを使ってこすり洗いする。
毎日掃除して清潔にしていても天井やシャンプーボトルにはヌメリやカビが発生しやすいのでこまめにチェックし、1週間に1回程度は掃除しましょう。

また、最近は排水溝専用の洗剤が販売されているので、排水溝掃除が苦手な方はぜひチェックしてみてください。

トイレ

急な来客時など、トイレが綺麗でないとあなたのイメージダウンにつながってしまいますし、黒ずみ汚れを防止するためにもこまめな掃除が大切です。

毎日のトイレ掃除の手順
  1. トイレ用お掃除シートを使って便器と床を拭く。
  2. 便器はトイレ用洗剤を吹きかけてからこすり洗いする。
トイレの汚れは放置してしまうと悪臭の原因となったり、黄ばんでしまうとなかなか落とせません。1日の終わりにトイレに行ったついでにササっと掃除しておきましょう。
週1回程度のトイレ掃除の手順
  1. ウォシュレットノズルをスポンジかブラシを使って掃除する。
  2. ウォシュレット操作部分やコンセント周りを拭き掃除する。
  3. トイレタンクの手洗い部分を拭き掃除する。
ウォシュレットノズルや操作部分も週に1回程度は掃除をし、トイレタンクの手洗い部分も水垢が固まってしまわないように拭き掃除しましょう。

水垢が溜まってしまった場合は、クエン酸などをスプレーしてからこすり洗いすると酸が水垢を分解します。

玄関や窓も月1回は掃除しよう

玄関や窓もホコリや砂埃が溜まってしまいます。月1回以上は定期的に掃除する習慣をつけましょう。

玄関掃除の手順
  1. 小さめのほうきを使って掃き掃除をする。
  2. 泥汚れなどは濡れ拭きで汚れを落とす。
窓掃除の手順
  1. 窓の桟に溜まったホコリは掃除機で吸ってから水拭きする。
  2. 室内側の窓から雑巾などを使って水拭きする。
  3. 新聞紙乾いたタオルで水分を拭き取る。
水切りワイパーを使って水分を取り除くと短時間で掃除できますが、新聞紙は紙にインクが含まれているため拭き跡を残さず窓にツヤを出すので、ストックしておくと重宝します。

簡単な掃除の積み重ねで、汚れを溜めない習慣をつけよう!

一人暮らしの体調管理のためには部屋を綺麗に保つことが大切ですし、綺麗な部屋で過ごすことは気持ちが良いこと間違いありません。

また、急に友達を呼んでも焦ることなく気軽に部屋に招けると良好な交友関係を築き、綺麗な部屋だとあなたの印象や信頼もアップします。

汚れをためないことは掃除の手間を省くので、使ったところ、汚れたところはすぐに掃除して綺麗に保つ意識を持ちましょう!

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