ワイシャツの洗い方。自宅で洗濯する時にシワを防ぐポイント

ワイシャツの洗い方。自宅で洗濯する時にシワを防ぐポイント
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仕事や就職活動で着る機会が多い、ワイシャツ。見た目は印象を左右するため、ワイシャツが汚いとマイナスイメージに映るかもしれません。

しかし、一人暮らしが初めての人の中には、ワイシャツの洗い方がよく分からないという人もいますよね。そこで今回は、ワイシャツの洗い方のポイントや、干す時の注意点をご紹介します。

仕事中や面接中にワイシャツの汚れを見つけて恥ずかしい思いをしないために、正しい洗い方を覚えて清潔な状態を保ちましょう。

ワイシャツを洗濯する前に確認すること。最初に洗濯表示の確認を

ワイシャツを洗濯する前に、次の項目を確認してから洗いましょう。見落とすと、シミなどの思わぬトラブルを招いてしまいます。

洗濯表示を見て、洗濯機で洗えるか手洗いか確認を

衣類には洗い方や干し方が書かれた、洗濯表示がついています。ワイシャツに限らず、洗濯する時には洗濯表示を見てから洗いましょう。

洗濯機や桶のマークがあれば、洗濯機で洗うことができます。

洗濯表示

「手洗イ」の文字、または手のひらのマークがあれば、手洗いで洗いましょう。

洗濯表示

桶に×と書かれていれば、自宅で洗濯することはできません。クリーニング店に相談しましょう。

洗濯表示

洗濯表示についてはコチラも参考にしてください!
洗濯表示記号の意味。一人暮らしを始める前に知っておこう!

汚れがないか確認し、ひどい汚れがあれば洗剤に浸ける

家庭で洗えるワイシャツだと分かったら、汚れがないか確認しましょう。特に、次の箇所は汚れがつきやすいので、よく確認してくださいね。

  • 袖口
  • 前身ごろ(前の部分)

襟と袖口は表側だけではなく、裏側もしっかり見ておきましょう。肌に触れやすいため、皮脂や汗で汚れている可能性があります。

前身ごろは食べ物や飲み物が飛び散って汚れやすいので、注意が必要です。丁寧に確認しましょう。

およそ40℃のぬるま湯に洗剤を入れ、約2〜3分ワイシャツを浸けてから洗濯機で洗うと、汚れが落ちやすくなります。ひどい汚れは、1時間ほど浸けましょう。

ひどく汚れた部分に直接洗剤をつけて指でつまんで洗ったり、ブラシで優しく洗ったりした後、洗濯機で洗う方法もおすすめです。

仕事柄、ワイシャツの同じ部分がよく汚れるという人は、部分汚れ用の洗剤をおすすめします。洗浄力が高く、しつこい汚れにも浸透して落ちやすいのが特徴です。

ポケットを確認し、全て空にしておく

ワイシャツを洗う前、ポケットの中を全て確認してください。

  • ボールペン
  • メモ帳
  • レシート

を普段よく入れるという人は、特に注意しましょう。もしボールペンを入れたまま洗濯してしまうと、インクがワイシャツや他の衣類に染み込んでしまいます。

仕事に必要なメモ帳やレシートが入っていた場合、取り返しのつかないことになります。くれぐれも注意してください。

ポケットの中を全部空にしてから、洗うようにしましょう。

ポイントを押さえてシワを防ごう!洗濯機を使ったワイシャツの洗い方

ワイシャツを洗濯機で洗う場合、いくつかポイントがあります。

ポイントに気をつけて洗えば、シワやシミを防ぐことにもつながります。以下の洗い方を守って洗ってみてくださいね。

ワイシャツのボタンは外しておく。重なった部分が洗いやすくなる

ワイシャツのボタンは、外してから洗いましょう。ボタンを留めたまま洗うと、重なった部分の生地が隠れ、汚れが落ちにくくなります。

襟や袖口を含め、ボタンは全て外しておいてくださいね。

もし取れそうなボタンがあれば、事前に取っておき、洗濯後につけましょう。取れそうなボタンがある状態で洗うと、紛失する可能性があります。

ワイシャツを裏返してたたみ、洗濯ネットに入れて洗う

洗濯機で衣類を洗うと生地が絡んだり、摩擦を生じたりして、ダメージを受けます。そのままワイシャツを洗うと傷んでしまうので、洗濯ネットに入れて洗いましょう。

洗濯ネットは網目が細かく、30×33cmほどのものが理想的です。洗濯ネット1枚につき、ワイシャツは1枚入れましょう。何枚も詰め込むとシワができてしまいます。

ワイシャツを洗濯ネットに入れる方法

  1. ボタンを外し、ワイシャツを裏返す。
  2. 肩幅の真ん中を目安にして、折りたたむ。
  3. 袖とワイシャツの中心が並行になるように折る。
  4. 反対の袖も同様に折る。
  5. 裾を折り返し、洗濯ネットに入るようにたたむ。

洗濯ネットよりも小さくたたむと、洗濯中に洗濯ネットの中でワイシャツが動き、シワができやすくなります。なるべく、洗濯ネットのサイズに合わせてたたむのがポイントです。

洗濯ネットについてはコチラも参考にしてください!
間違って使うと衣類を傷つける原因に!洗濯ネットの正しい使い方

洗剤は適量を入れる。皮脂汚れには粉末の弱アルカリ性がおすすめ

洗濯洗剤のほとんどは、弱アルカリ性もしくは中性です。中性洗剤は弱アルカリ性よりも洗浄力が弱いですが、衣類にかかる負担が少ないというメリットがあります。

弱アルカリ性の方が洗浄力が強く、皮脂汚れを落とすのに向いています。ワイシャツの皮脂汚れが気になる人は、粉末の弱アルカリ性洗剤がおすすめです。液体は軽い皮脂汚れに適しています。

なお、洗剤をたくさん入れると汚れがよく落ちるわけではありません。洗剤が残り、シミや汚れができる可能性があります。反対に、少量では汚れがきちんと落ちません。必ず適量を守って洗いましょう。

漂白剤は洗濯表示を見て判断を。ひどい汚れは粉末の酸素系が◎

ワイシャツの黄ばみや黒ずみが気になる時は、漂白剤がおすすめです。漂白剤は大きく分けて塩素系と酸素系の2種類がありますが、どちらを使うかは洗濯表示に従いましょう。

「エンソサラシ」の文字、または三角のマークあれば、塩素系と酸素系の漂白剤を使えます。

洗濯表示

三角に斜線があれば、酸素系は使えますが、塩素系は使えません。

洗濯表示

「エンソサラシ」に×、または三角に×が書かれていれば、漂白剤を使うことはできません。

洗濯表示

酸素系漂白剤には液体と粉末があります。液体の酸素系漂白剤は洗浄力が弱く、軽い汚れに効果的です。粉末はひどい汚れや臭いを落としたい時に向いています。

塩素系漂白剤は真っ白な衣類にしか使えず、色柄物には使えません。ワイシャツを真っ白にしたい人におすすめです。

酸素系と塩素系の漂白剤を混ぜると、有毒なガスが発生します。絶対に混ぜないでください。

還元系漂白剤と呼ばれるものもあります。ただし、白い衣類にしか使えません。日常的には使わず、白い衣類に色移りした時や、鉄サビによる汚れを落としたい時に使用します。白いワイシャツに色移りした時におすすめです。

柔軟剤を使えば、シワや静電気、臭いを防いでくれる

ワイシャツのシワが気になる人におすすめなのが、柔軟剤です。柔軟剤を使うと衣類に絡みにくく、シワを軽減してくれます。

静電気や臭いを防ぐ柔軟剤も販売されています。季節に応じて使うと良いでしょう。最近はさまざまな香りから選べるので、お好みの柔軟剤を探すのもおすすめです。

なお、洗剤と同様に、柔軟剤も適量を入れて使いましょう。入れすぎると想像以上に香りが強く、周囲に迷惑をかけたり、健康に悪影響を与えたりする可能性があります。

洗濯機のコースは洗濯表示に従って。脱水時間は短くする

洗濯機のコースは、洗濯表示の通りに設定しましょう。洗濯機で通常の水洗いができる場合、標準コースで洗えます。

大切に着たいワイシャツは、デリケートな衣類を洗濯する時に使う「手洗いコース」「ドライコース」「おしゃれ着コース」などのコースがおすすめです。

また、脱水時間は短くしましょう。ワイシャツにシワができる最大の原因は脱水で、脱水時間は約15〜30秒が適切とされています。

設定で脱水時間を短くできない場合は、脱水の途中で一時停止し、ワイシャツだけ取り出しましょう。

ワイシャツを手洗いする方法。力が入りやすいため、脱水は洗濯機で

ワイシャツの大半は洗濯機で洗えますが、洗濯表示に手洗いと書かれているものもあります。ワイシャツを手洗いする方法を2つご紹介します。

手でワイシャツを絞ると余分な力が入りやすいため、どちらの方法も脱水は洗濯機で行なうのがポイントです。

押し洗い

押し洗いは衣類を押したり、持ち上げたりして、「沈める」と「浮かせる」を繰り返す洗い方です。

押し洗い

  1. 襟や袖口などの汚れた部分を、外側に向けてたたむ。
  2. 洗面桶に30℃以下の水と洗剤を入れて混ぜ、ワイシャツを入れる。
  3. 水中でワイシャツを「押す・持ち上げる」を繰り返す。
  4. 20〜30回ほど繰り返したら、洗濯機で30秒ほど脱水する。
  5. 洗面桶にキレイな水を入れ、3と同様にしてすすぐ。
  6. 水を入れ替えて、もう1回すすぐ。
  7. 洗濯機で30秒ほど脱水する。

洗剤はパッケージに書かれた目安にそって、適量を入れてください。押す時は強く押さないように注意しましょう。

振り洗い

振り洗いは、洗面桶の中で衣類を振って洗う方法です。薄手のワイシャツを手洗いするのに適しています。

振り洗い

  1. 洗面桶に30℃以下の水と洗剤を入れ、混ぜる。
  2. ワイシャツを洗面桶に入れて両端をつまみ、前後左右に振って洗う。
  3. 洗面桶にキレイな水を入れ、2と同様にしてすすぐ。
  4. 水を入れ替えて、もう1回すすぐ。
  5. 洗濯機で30秒ほど脱水する。

ワイシャツを干す時のポイント。形を整えてシワを伸ばす

ワイシャツを洗い終わったら、正しく干すことも大切です。干す時のポイントをご紹介しましょう。

脱水が終わったら、シワを伸ばしてすぐに干す

脱水が終わったら、ワイシャツをすぐに洗濯機から出して干しましょう。洗濯機の中にワイシャツを放置していると、シワができてしまいます。

裏返していたワイシャツを表に向け、形を整えて干します。シワを防ぐためには、シワを伸ばして整えてから干すのが大切なポイントです。

ワイシャツの両肩をそれぞれ持ち、軽く20回ほど振りおろすとシワが簡単に伸びます。襟や袖、ポケットは目立つ部分なので軽くたたき、きちんとシワを伸ばしましょう。

ワイシャツをかけるハンガーは肩が厚く、広いものがおすすめ

ワイシャツを干すハンガーは、肩に厚みがあり、広いものがおすすめです。肩の部分が細い針金ハンガーは跡がつきやすい上、型崩れの原因になります。

ワイシャツの肩の部分がハンガーの肩の位置とずれていないか、確認してから干しましょう。

ハンガーにワイシャツをかけたら全体を見て、襟や袖口、ポケットにシワがないか再度確認してから干すと安心です。

ワイシャツのアイロンのかけ方。目立つ部分を丁寧にかけると◎

ワイシャツにアイロンをかけると、より清潔感を演出できます。アイロンのかけ方もチェックしておきましょう。

襟や袖口、肩といった目立つ部分を丁寧に仕上げるのがポイントです。

アイロンのかけ方

  1. 襟を空いた手で引っ張り、外側から中央に向かってかける。ひっくり返し、反対側も同様にかける。
  2. 肩の部分をアイロン台にかけ、襟を立てて肩の部分を広げた状態でアイロンがけする。
  3. 袖口は裏側からアイロンをかける。襟と同様に、空いた手で引っ張り、外側から中央に向かってかける。表側も同様にかける。
  4. 袖は全体のシワを伸ばして整えたら、脇に向かってかける。袖下、袖ぐり、袖山の順でかける。
  5. 前身ごろは、ボタンがついている右前身ごろからかける。肩の部分をアイロン台にかけ、広げてからかける。ボタンの周りはアイロンの先でかける。
  6. 同様に後ろ身ごろ、左身ごろの順でアイロンをかける。
  7. ポケットは下から上に向かってかける。先に両端をかけ、中央は最後にかける。

ワイシャツにアイロンをかける時、空いた手で生地を引っ張るとシワが伸び、かけやすくなります。

ワイシャツをたたんで収納する場合、すぐにたたむとシワができてしまいます。アイロン後はしばらくハンガーにかけ、熱や湿気が取れてからたたみましょう。

ワイシャツの正しい洗い方をマスターして、清潔に保とう

ワイシャツがキレイだと清潔感があって印象が良く映りますし、どこか気分も良いはずです。洗い方のポイントを押さえて、洗濯しましょう。

洗濯ネットを使ったり、干す時に軽く振りおろしたりすると、ワイシャツのシワを防ぐことができます。柔軟剤を使うのもおすすめです。

ワイシャツにシワや汚れがあると、だらしないと思われてしまいます。正しい洗い方をマスターして、清潔なワイシャツで過ごしましょう。

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