乾きにくいズボンを、できるだけ早く乾かす賢い干し方

乾きにくいズボンを、できるだけ早く乾かす賢い干し方
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洗濯物の中で、特に乾きにくいのがズボンです。一人暮らしをスタートしたばかりで、なかなかズボンが乾かずに困ったことがある人もいるでしょう。

ズボンはウエスト周辺の生地が厚く、ポケット部分も分厚いため、乾かすのに時間がかかります。また、デニムをはじめ、ズボンには生地が厚いものが多いのも特徴です。

しかし、干し方を少し変えればズボンは早く乾き、シワを防ぐこともできます。

そこで今回は、ズボンの干し方のコツや注意点をご紹介するので、ぜひ参考に試してみてください。雨の日にズボンを早く乾かす干し方も、お伝えします。

ズボンを干す前に注意したいポイント。振ってから干すと早く乾く

ズボンを干す前のちょっとした工夫で、シワを防ぎながら、早く乾かすことができます。どんな工夫をするのか、注意点とあわせてご紹介しましょう。

洗濯が終わったら、すぐに干す。放置すると臭いやシワの原因に!

ズボンに限らず、洗濯が終わったらすぐに干すことが大切です。濡れた状態で洗濯物を放置しておくと、雑菌が増え、臭いやカビの原因につながります。

また、洗濯後は洗濯機の中で衣類が絡まっており、そのまま放っておくとどんどんシワがついてしまいます。時間が経つほど、シワは取れにくくなるので注意が必要です。

一人暮らしだと、洗濯が終わっても干すのを忘れ、放置する人もいるかもしれません。しかし、臭いやシワを防ぐためにも、洗濯が終わった合図がしたらすぐに干しましょう。

干す前にズボンをよく振ると、水分が飛んで早く乾く

洗濯機で脱水した後であっても、ズボンには多くの水分が含まれています。ズボンを干す前によく振っておくと水分が飛び、早く乾きます。

また、洗濯中はさまざまな衣類が絡み合っており、そのまま干すとシワだらけになることがあります。ズボンを振るとシワが伸びるので、シワの予防にもおすすめです。

ただし、生地が傷む可能性がある場合は、ズボンを振るのは避けましょう。振らずに、シワが気になる部分を手ではさんで叩いても、シワを伸ばせます。

洗濯物との間隔をあけて、空気の流れを良くする

衣類をぎゅうぎゅうに詰めて干すと空気が流れにくく、風通しが悪くなってしまいます。

洗濯物を早く乾かしたい時、風通しを良くするのが大きなポイントです。衣類同士の間隔をあけて干すと風通しが良くなり、早く乾きます。

ズボンを干す時も同様に、他の洗濯物と間隔をあけるようにしてください。衣類同士をなるべく離し、空気の流れを良くしてからズボンを干しましょう。

ズボンを早く乾かす干し方。シワや色落ちも防ぐことができる

ズボンは生地が重なり、乾きにくいという特徴があります。早く乾かす干し方は、どれも手軽で難しくはありません。

シワや色落ちを防ぐことにもつながるので、ぜひチェックしてくださいね。

裏返して干すと早く乾き、色落ちを防げる

ズボンは生地が重なっており、他の衣類よりも乾きにくい構造をしています。特に裏側は縫い目があり、生地が重なった部分が多々あります。

ズボンを裏返して干すと乾きにくい裏側に風が直接当たり、早く乾かすことができます。干す時間を大幅に減らせるでしょう。

裏返して干すと日光が直接当たらないため、ズボンの色落ちを防ぐという効果もあります。

また、ズボンはポケットがついているものがほとんどです。ポケット部分は生地が厚く、乾きにくいので、ポケットも裏返してから干しましょう。

洗濯機にズボンを入れる際、ポケットの中を確認した後に裏返しておくと、干す時の手間が省けておすすめです。

筒状にして干すと風通しが良くなり、早く乾く

ズボンは厚みがあり、ポケット部分はさらに分厚くなっています。前述したように、洗濯物を早く乾かすには風通しを良くするのがポイントです。

また、ズボンの股下が重なると日が当たらない部分がある上、風通しも悪くなります。乾きにムラが生じるため、重ねずに干すことも大切です。

ズボンは筒状にして干すと風がよく通り、股下が重ならないので、早く乾きます。ピンチハンガーの洗濯バサミを使って干すと、簡単に筒状で干すことができますよ。

筒状に干せる、ズボン用のハンガーを活用するのもおすすめです。洗濯バサミではさむと筒状に広がり、立体的に干すことができます。

ウエストを下にして干せば、重みでシワが伸びる

ズボンはベルトを通すウエスト部分がもっとも生地が厚く、重い部分です。ウエストを下にして干すと、重さで自然とシワを伸ばすことができます。

しかし、洗濯物は日が当たりやすい上部から乾くため、下にしたウエストまで乾かすには時間がかかります。シワを作りたくないズボンにおすすめの干し方です。

全体を乾かすため、時間が経ったら上下を入れ替えて干す

洗濯物は上部から乾き、下部は乾きにくいため、全体が乾くまで時間を要します。上部が乾いた後、ズボンの上下を入れ替えると効率的に乾かすことができます。

特に、シワを伸ばすためにウエストを下にして干した場合、生地が厚い方が下になり、乾くまで大変時間がかかってしまいます。時間が経ったら、上下を入れ替えましょう。

ズボンは他の衣類に比べて長く、上下で乾きにムラが生じやすいという欠点があります。上下を入れ替えて干し、ムラを防ぎましょう。

陰干しするズボンもあるので、要注意!洗濯表示の確認を

ズボンは乾きにくいため、日に当てて干すのがおすすめです。しかし、中には陰干しを推奨しているズボンもあり、注意が必要です。

陰干しするズボンかどうかは、洗濯表示を見ると分かります。四角形に斜線があると、陰干しを意味します。

洗濯表示

また、洋服のイラストに斜線がある場合も、陰干ししましょう。

洗濯表示

洗濯表示と陰干しについては、コチラも参考にしてください!
洗濯表示記号の意味。一人暮らしを始める前に知っておこう!
正しい「陰干し」のやり方と生乾き臭を防ぐためのポイント

雨やくもりの日におすすめ!ズボンが早く乾く部屋干し方法

雨やくもりの日は、洗濯物が乾きにくいですよね。ズボンは晴天の日も乾きにくいので、太陽が出ていない日は余計に乾きにくくなります。

天気が悪く、ズボンを部屋干しする際は、以下でお伝えする干し方がおすすめです。早く乾かしたいズボンがあれば、ぜひ試してみてくださいね。

2回脱水すると、ズボンの水分をより減らすことができる

洗濯機で脱水を終えた後にもう1度脱水すれば、できる限りズボンの水分を減らすことができます。

脱水が終わったら、乾きやすい薄手の衣類は取り出し、ズボンなどの乾きにくい衣類のみ再度脱水しましょう。

なお、取り出した衣類はなるべく早く干してください。時間が経つと、シワができてしまいます。2回目の脱水の間に干すと良いでしょう。

扇風機を活用する。アーチ状で干すと風通しがよくなる

雨の日は、部屋干しする人が多いでしょう。扇風機を使ってズボンに風を当てると早く乾く上、エアコンと比べて電気代はさほどかかりません。

扇風機は首振りに設定し、ズボンにまんべんなく風が当たるようにしましょう。

洗濯物を窓際や壁の近くで部屋干しすると風通しが悪く、湿気がこもります。部屋の中央など、なるべく風通しの良い場所で干しましょう。

他の衣類も一緒に乾かす場合、ズボンは外側、靴下やハンカチなどの小さい洗濯物は内側で干すと、風通しが良くなります。アーチ状になるように干すのがポイントです。

衣類除湿乾燥機を使うと湿度が下がり、水分が蒸発しやすい

衣類除湿乾燥機を使うのもおすすめです。除湿で湿度を下げ、ズボンに含まれている水分を早く蒸発できます。

部屋干し中は洗濯物から水分が蒸発し、どうしても室内の湿度が上がりやすくなります。湿度を下げると過ごしやすくという効果もあるので、とても便利です。

衣類除湿乾燥機を使う場合も、アーチ状で干しましょう。風がよく当たり、早く乾きます。

干し方を工夫して、ズボンを効率的に早く乾かそう

ズボンは生地が厚いものが多いため、他の衣類が乾いていても、ズボンだけ乾いていないというケースはよくあります。

ズボンを早く乾かすポイントは、風通しです。洗濯物の間隔をあけたり、ズボンを筒状で干したりと工夫すれば風通しが良くなり、早く乾きます。

また、洗濯前にズボンをよく振っておくと、シワを防げます。シワを防ぐには、脱水が終わったらすぐ干すことも忘れないようにしましょう。

雨やくもりの日、ズボンを部屋干しするとさらに乾きにくくなります。まずは脱水を2回行ない、扇風機や衣類除湿乾燥機もぜひ活用してみてください。

一人暮らしだと衣類を洗い、干すところまで自分でしなければなりません。ズボンは乾きにくいですが、干し方を工夫して効率よく乾かしましょう。

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