はじめてでも失敗しない!一人暮らしに適した部屋探しのコツとは

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初めての一人暮らし。どんな部屋に住もうかワクワクする反面、不安もあるのではないでしょうか?理想通りの物件を見つけるのは、なかなか難しいものです。

家賃の安さに気が取られ、いざ生活してみたら不便だったり、外観や内装などを重視し、家賃を妥協して住み始めたものの、月々の生活費が厳しくなってしまったり…。

住み始めてから後悔してしまうケースは少なくありません。初めての一人暮らしであれば、お部屋探しに大切なポイントなどがわからないというのは当然のことでしょう。

そこで今回は、初めて一人暮らしをする際のお部屋選びのコツなどについてご紹介します。この記事を読んで、住み始めてから後悔することの無いようにしましょう!

一人暮らしをする際に気を付けるべきこと8選

一人暮らしを考えた時に、まず始めるのが「お部屋探し」ですよね。

お部屋探しをするのに、「ここは譲れない」という条件を上げ始めたらきりがなく、いざ探し始めてみたら、なかなか希望に沿う物件が見つからない…なんてこともあるでしょう。

ここで大切なのが、「優先順位の決め方」と、「どこをどう重要視するのか」ということです。

ここからは一人暮らしを始める為のお部屋探しで、気を付けるべきポイントについてご紹介していきます。

1.一人暮らしを始める前の準備について

まずはじめに、お部屋探しを始める前の準備のポイントを抑えておきましょう。

お部屋探しをするなら1月~3月、9月頃がおすすめです。この時期は就職や進学・転勤など、引っ越しする人の多い時期であるため、不動産会社もお得なキャンペーンを実施していたり、物件情報も多く出回りやすい時期となっているからです。

デメリットとしては、お部屋探しをしている人の倍率も高いため、良いと思った物件が早くなくなってしまうということが考えられることです。

また、引っ越しする人の多い月を過ぎた、4月・5月と、引っ越しする人が比較的少ないとされる、7月・8月は、条件交渉がしやすい時期となっています。

特に4月・5月は、この時期を逃すと長期に渡り人が入らない可能性が高くなるため、家賃交渉がしやすい時期といえるでしょう。

そして当然のことですが、不動産会社に足を運ぶのは、一人暮らしをする為の資金がきちんと準備できてからにしてください。

せっかく気に入った部屋を見つけても、あまり先走ると、いざ賃貸契約を結ぼうと思った時に、その部屋はもう誰かが借りてしまっているということもあるので注意が必要です。

2.住むエリアの決め方について

理想としては、基盤となる学校や職場から近く、尚且つ利便性の良い駅で、できるだけ駅近がいい。そんな風に考えるのは当然のことかもしれません。

しかし、現実はどうでしょう?会社が都内に近ければ近いほど、利便性の良い駅の近くであればあるほどに、家賃は高くなってしまいます。

家賃を安く抑えたいのであれば、通勤・通学時間を多少延ばしてでも、住むエリアを考えなければなりません。そのことを踏まえた上で、要望を優先順位順に明確にしておきましょう。

  • 出勤時間が早いので会社から片道で30分以内が良い
  • 家賃は7万円以内が良い
  • 駅近くは買い物に困らない
  • 駅から徒歩10分圏内

など…。インターネットなどでも簡単に物件検索ができる時代になりましたが、自身で住むエリアを決めるのが難しければ、不動産会社に出向き要望を伝えれば、できる限り要望に沿った物件探しをしてくれるでしょう。

立地条件のおすすめとしては、

  • 駅徒歩15分圏内
  • コンビニが徒歩5分圏内にある
  • 駅から部屋に帰るまでの間にスーパーがある
  • 路線・高速道路の近くはNG
  • 公園の近くの物件はNG
  • 近くに大きな川がある物件はNG
  • 女性は人通りの多い道で帰れる物件

少しでも住みよい物件にしたければ、上記は出来る限り妥協して欲しくないところです。

安全であるか、生活する上で不便ではないか、音がうるさくはないかなどは、お部屋探しをする上で、見落としがちなポイントです。駅からの距離や物件情報にばかり気を取られてしまっていると、後で後悔することになり兼ねないでしょう。

また、築年数は浅い方が綺麗なイメージがあるかもしれませんが、築年数が古いお部屋でも、リフォームされていて、内装が綺麗なお部屋もたくさんあります。

リフォーム済みのお部屋は、劣化した箇所を修理していたりもしますし、それでいて新築・築浅物件よりも家賃が安価なのです。

お部屋選びの際にには、そういったところにも目を向けると良いでしょう。

3.家賃の目安の決め方について

家賃はどれくらいに抑えるのがベストなのか考える時に、一般的には、収入の3分の1程度が目安とされています。

しかし、心と生活に少し余裕を持ちたければ、収入の4分1程度に抑えるのが良いでしょう。家賃は毎月必ずその金額を支払う必要が出てくるので、収入が減ってしまうことがあっても、カツカツの生活になってしまわないようにする方が賢明です。

家賃は年間通して一番大きな出費になるので、家賃の設定はじっくりと検討して決めるようにしましょう。

4.部屋の条件の決め方のポイント

どんな部屋に住むのかを決める際にも、住むエリアを決める時と同様に要望を明確にしておく必要があります。

  • 独立洗面台
  • バス・トイレ別
  • 日当たり良好

など…。ここは譲れないという絶対条件があれば、お部屋探しもスムーズに行きやすいでしょう。あまりに条件が多いと、希望に沿った物件というのはなかなか見つからなくなってしまうので、ある程度妥協点を作っておく必要もあります。

お部屋探しをする際に、必ず見るのが「間取り」ですが、間取りの決め方にもいくつかのポイントがあります。

一人暮らしであれば、ワンルームのお部屋を選ぶことは大いにあるでしょう。ワンルームのお部屋を選ぶ際には、畳数ではなく、平米数(占有面積)で広さを確認してください。

ワンルームの場合、書かれている畳数に、キッチンや玄関などの面積も含めているので、実際の部屋は2畳ほど狭いです。

1Kの物件と比べる場合にも、同じ畳数であっても、ワンルームのお部屋の方が狭いのです。

一人暮らしにおすすめの間取りは以下の通りです。

  • ワンルーム
  • 1K
  • 1DK
  • 1LDK

家賃の安さでいえば、ワンルームのお部屋、次いで1Kが一番でしょう。収納の多さとお部屋の広さでいえば1LDK。キッチンの広さでいえば1LDKと1K。

お部屋が広くなれば、掃除が大変になることや、エアコンの利きも悪くなり、電気代が嵩んでしまうというデメリットもあります。

ベッドなどの大きな家具を置きたいという人や、生活空間を分けたいという人は、1LDKや1DKのお部屋が良いでしょう。

また、お部屋選びの際に、プロパンガスの物件は、都市ガスの倍近くのガス料金がかかってしまうので、都市ガスの物件を探すことをおすすめします。

5.お部屋の内見時に気を付けるべきこと

お部屋の内見はとても重要なことですので、現地では隅々までしっかりチェックしましょう。場合によっては、営業マンの言うことや、図面が間違っているということもあるので注意が必要です。

内見時に気を付けるべきことは以下の通りです。

【室内】

  • 窓やドアがスムーズに開閉するか
  • ベランダや柵の状態や、網戸の有無
  • 浴槽はサイズ感をしっかりと見て確認
  • 家具の配置やカーテンの取付を想定して、室内をサイズチェック
  • 携帯の電波が入るか

【室外】

  • メールボックス・ゴミ置き場・駐輪場などをチェック
  • セキュリティがしっかりしているか
  • オートロックはしっかり作動しているか
  • 駅からの道のりをチェック

内見は一度に済ませず、時間や曜日を変えて複数回行くことをおすすめします。

特に気を付けていただきたいポイントとしては、退去時のことを考えて、気になる傷や汚れがあった場合には、不動産会社の人に承諾を得た上でカメラで日付を入れて撮影しておくことです。

元からあった傷や汚れのために、敷金返還額が少なくなってしまうかもしれないので、事前に確認しておきましょう。

音を気にする場合には、人が多い週末や、夕方以降の内見がおすすめです。女性は得に、駅からお部屋までの道のりを確認しておきましょう。

6.家賃関係で気を付けるべきこと

いくつも物件を見ていく中で、「この物件がいい」と思うお部屋に出会えたとしても、予算よりもオーバーしているという場合には、見栄を張ってまでその物件に決めてしまうのは、なかなかリスクのあることです。

例えば、家賃の予算は60000円だったけれど、65000円の物件にしようとした場合。

家賃が5000円高ければ、敷金・礼金・仲介手数料など、初期費用も全て5000円アップしてしまうのです。

更に、月々5000円のアップであったとしても、年間で考えると、6万円のアップになるので、二年で120000円、三年で180000円…と膨れ上がり、なかなか馬鹿にできる金額ではありません。

お部屋探しは、心身共にエネルギーを要するだけでなく、時間も費やさなければならないので、「もうここに決めちゃおう」なんて決め方になってしまう人もいますが、先々のこともよく考え、じっくり決めて行きましょう。

また、家賃の予算のうちに組み込んで考えていただきたいのが、「管理費・共益費」です。

管理費と共益費は、家賃とは分けて記載されていますが、家賃と同様に、毎月支払わなくてはなりません。合わせた金額を「家賃」と想定して考えましょう。

7.水回り・電気関係で気を付けるべきこと

水回りや電気関係は、日々の生活において重要なところです。初めてのお部屋探しでは見落としがちな注意点をご紹介するので、参考にしてみてください。

【水回り】
・シャワーの水圧が適切か…水圧には好みがあると思いますが、中には水圧が弱い・強すぎることで、入浴が不快になってしまうこともあります。水を出すことが可能であれば、内見時に確認させてもらいましょう。

・トイレの水位が適量か…トイレに溜まっている水が少なすぎると匂いが気になり、多すぎると水が跳ねやすくなるといったことが考えられるので、きちんと確認しておきましょう。

・シンクが狭くないか…料理をする人にとって、シンクの広さは重要なチェックポイントになってくるでしょう。狭すぎれば調理時間が無駄にかかってしまったり、洗い物がしづらかったりと、日々のストレスになってしまうことも。シンクの大きさに問題がないかを確認しておきましょう。

【電気関係】
・ブレーカーの電圧は30アンペア以上か…一人暮らしの目安は30アンペアです。20アンペアに設定されている物件もあるので、事前に確認しておきましょう。

・エアコンの型番や年数が古い物は避ける…エアコンの型番や年式が古い物を使い続けていると、消費電力が高くなります。製造年から5年以内であるのかに気を付けチェックしましょう。

8.契約してはいけない物件について 

条件が希望に近く、この物件にしようと思ったとしても、以下のような物件であれば契約するのは考え直さなければなりません。

【事故物件である】

事故物件かどうかは、その周辺の家賃相場よりも極端に家賃が安かったり、物件情報を見てわかる場合もありますが、一番手っ取り早く、確実なのが、「不動産会社に確認すること」です。

大事なことですので、怪しいと思ったら、しつこいくらいに確認しても良いでしょう。

何故直接確認した方が確実なのかというと、事故物件であっても、

「一度誰かに貸してしまえば、次回以降の入居者に対しては告知しなくてもよい」
「自己から何年か経過部屋については告知しなくてもよい」

といった、業界の暗黙のルールがあるからです。事故物件を避けたければ、しつこいくらいにしっかりと確認しておくべきなのです。

【定期借家である】

気に入ったお部屋であっても、そのお部屋が「定期借家」であった場合には、契約はやめておいた方がよいでしょう。

定期借家の場合、あらかじめ決められた期間しかお部屋が借りることができないため、契約期間満了後の更新ができません。定期期間満了と共に、お部屋を出なければならず、契約期間も1~2年と、短い場合が殆どなのです。

また、基本的に中途解約も原則不可能とされているため、もし途中で解約しなければならなくなったとしても、契約期間は借り続ける義務が生まれます。

例外として、床面積が200㎡未満の物件であれば、転勤や療養などのやむを得ない理由での転居に限り、1ヵ月前からの申告により、解約することが可能になります。

自身の条件に合っていれば問題なく借りられるかもしれませんが、そうでなければ避けた方が良いでしょう。

定期借家のメリットとしては、

  • 普通の借家より家賃が安いことが多い
  • 長期の契約期間であっても更新料がかからない
  • 短期間だけの契約ができる

などがありますが、

  • 契約の延長が難しい
  • おとり物件が多い

といったデメリットがあり、分譲マンションなど良い条件のお部屋が、おとり物件として定期借家になっていることがあるので、注意が必要です。

自分の理想に近いお部屋探しを効率よく行おう!

お部屋選びをしていると、理想を追い求めれば追い求めるほどになかな希望に沿った物件というのは見つからず、見つかったとしても、家賃が高いということが殆どです。

ですから、上記でもご紹介した通り、ここは譲れないという希望を事前に書き出すなどしておき、妥協点を用意しておく必要があるのです。

また、お部屋探しを効率よく行うためにも、すぐに不動産会社に足を運ぶのではなく、インターネットを使って空いた時間などにお部屋探しをしておき、ある程度目途を立てておくと良いでしょう。

希望の条件なども細かく入力して検索できるだけでなく、様々な不動産会社の情報を確認することができます。

住まいが遠い人や、忙しくてなかなか不動産会社に足を運べないという人には特に便利ですよね。

不動産会社によっては、同じ物件でも貸出の条件が違っていたりするので、気に入った物件は何社か比較して、条件の良いところを選びましょう。

少しでも理想に近いお部屋に住みたいと思ったら、自分で確かな情報を集めてお部屋探しをすることが大切です。

ご紹介したお部屋探しのポイントを意識して、初めての一人暮らしを充実させてくださいね。

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