ラグで部屋の雰囲気はガラっと変わる!一人暮らしに最適な色と大きさ

ラグで部屋の雰囲気はガラっと変わる!一人暮らしに最適な色と大きさ
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『部屋の雰囲気を左右する土台となる物』

こう言うと、なんだかとても影響力のありそうな感じがしますね。

今回ご紹介する「ラグ」は、まさに「部屋の雰囲気を左右する」力を持っています。

部屋全体の雰囲気をまとめたり、狭い部屋を広く見せたりするのも得意です。

こうした「ラグ」が持つ力を生かすために、一人暮らしではどんなラグを選んだら良いのか考えることが大切です。

ここでは、ぼんやりとした「ラグ」のイメージをはっきりとさせるために、「カーペット」との違いを取り上げ、一人暮らしに使いやすいサイズや形について、詳しくご紹介します。

また、雰囲気に合わせた色選びについても触れています。ぜひ、参考にしてみて下さい。

「ラグ」と「カーペット」は何が違うの?決め手は大きさ

一人暮らしでラグを購入しようとしたとき、ふと疑問が浮かびます。

「敷物」として、同じ部類に入る「ラグ」と「カーペット」は一体何が違うのでしょうか。

『広辞苑』で言葉の意味を調べてみると、以下のようになります。

  • ラグ…[rug]イギリス原産の厚地の紡毛織物。敷物や膝掛けに用いる。ラッグ。
  • カーペット…[carpet]絨毯(じゅうたん)。毛氈(もうせん)。敷物。

どちらも敷物として使えますが、ラグは膝掛けに用いることができることから、カーペットよりも持ち運びしやすく、膝に掛けられるサイズとなっています。

そのため、ラグとカーペットの違いは「大きさ」にあると言えます。

明確な大きさの区別はありませんが、一般的に1~3畳以内のものが「ラグ」、3畳以上のものが「カーペット」として扱われています。

「ラグ」よりもさらに小さい物を、「マット」とよび、玄関に置いたり、浴室の入口に置いたりします。

もし、「ラグ」や「カーペット」を部屋に置くとしたら、以下のような選び方になります。

  • 床の一部分だけを覆いたいなら「ラグ」
  • 部屋全体の床を覆いたいなら「カーペット」

一人暮らしの部屋では、一人でも敷きやすく、お手入れがしやすい「ラグ」がオススメです。

部屋の雰囲気に合わせてレイアウト(※1)やコーディネート(※2)を楽しめるので、じっくりとお気に入りを選んでみて下さい。

※1…レイアウトは「配置する」こと。
※2…コーディネートは「テイストを揃える」こと。

それでは、「ラグ」の値段についてみてみましょう。

どのくらいで買える?素材や大きさで変わる「ラグ」の値段

一口に「ラグ」といっても、さまざまな素材や大きさのものがあります。

そのため、量産できる素材を使っているものは安く、天然の素材を使っているものは高くなります。

量産できる素材には、化学繊維(ポリエステル、ナイロン、アクリルなど)があり、天然の素材にはウールやコットンといったものがあります。

また、大きさや素材の密度も値段に関わります。

同じ素材でも、1畳と3畳では、3畳の方が高くなり、同じ大きさで同じ素材を使っていても、織り方によって密度の高い方(たくさん素材を使っている方)が、値段が高くなります。

他にも、めずらしいデザインのものや、海外で作られたものは、希少価値やコスト料金がプラスされることがあります。

一人暮らしで使いやすい2畳の大きさのラグを例にみてみましょう。

2畳はおよそ180㎝×180㎝の大きさで、1~2人掛けソファの下に敷いても余るくらいのスペースがあります。

2畳のラグでは、5,000円くらいするものから、 3万円くらいかかる物まで、値段に幅があります。

予算を抑えたいなら安いものを、高くてもこだわりがあるなら好みのデザインのものを取り入れ、上手にお部屋をコーディネートしていきましょう。

一人暮らしで使い勝手の良いラグはどんなもの?【サイズ・形】

サイズや形など、さまざまなデザインのラグがあり、どれが良いか悩んでしまいますね。

それでは、一人暮らしに使いやすいラグについて、みていきましょう。

ラグのサイズ(大きさ)はどれがいい?

一人暮らしに置くラグのサイズはどのくらいがよいのでしょうか。

一人暮らしとして多く選ばれている物件(18~23㎡のワンルームや1K)に合わせてみていきましょう。そうすると、6~8畳が部屋として使える空間になります。

例えば、6畳の部屋に1.5~3畳のラグを敷いてみるとどうなるでしょう。

約1.5畳のラグの場合

約1.5畳のラグの場合

色の付いた部分がラグです。

家具として、下から時計回りにベッド、ソファ、テーブル、テレビを置いています。

約1.5畳では、「130×185~200㎝くらい」のラグになります。

部屋の空間が分かれるように、ソファの前面だけに敷くことができるため、模様替えやお手入れがしやすいサイズです。

ソファで「くつろぐ空間」とベッドで「寝る空間」を区切れるので、間にパーテーションや衝立を置いて簡単に仕切ることができます。

もし、仕切ったとしても、ラグの上に乗りにくいので、模様替えを頻繁にする人には使いやすいサイズです。

約2畳のラグの場合

約2畳のラグの場合

約2畳では、「180×180㎝~200×200㎝くらい」のラグになります。

ベッドの下に少し敷くことになるので、移動がしにくいベッドだと模様替えやお手入れがしにくくなります。

しかし、広い部分をカバーしてくれるので、床で過ごす時間が多いときに役立ちます。

8畳以上のお部屋なら、ベッドの下に食い込まずに敷くことができます。

6畳のお部屋でも、ベッドの向きを変えれば下に食い込まずに敷くことが可能ですが、入口のドアの向きによっては、ラグとぶつかってしまうことがあります。

また、同じサイズでもラグの形によっては他の家具を干渉せずに置ける場合があります。

例えば、円形のラグで、ベッドが4つ脚タイプの物なら、脚がラグに乗らないようにうまく円形の一部分をベッド下に潜らせることで、上手に敷くことができます。

約3畳のラグの場合

約3畳のラグの場合

約3畳では、「160×230㎝~170×240㎝くらい」のラグになります。

こちらも、約2畳のラグと同じように、ベッドの下に少し敷くことになるので、模様替えやお手入れがしにくくなります。

もし、ベッドでは無く敷き布団なら、こうしたデメリットは、それほど目立ちません。

お部屋の大部分をカバーしてくれるので、床で過ごす時間が多いときや、友人がたくさん集まった時にみんなで座れるスペースとして役立ちます。

このように、ラグのサイズは使いやすさや手入れのしやすさ、どう役立つかによって、選ぶことができます。

次に、形についてみていきましょう。

形はどれがいい?円形や四角を見比べよう

ラグの形には、大きく分けて以下の2つがあります。

  • サークルタイプ(円形・楕円形)
  • スクエアタイプ(正方形・長方形)

それぞれの特徴は以下のものがあります。

〈サークルタイプの特徴〉

  • 個性を出しやすい
  • 部屋の雰囲気が柔らかくなる
  • 部屋が広く感じる
  • 全体のバランスを取るのが難しい

〈スクエアタイプの特徴〉

  • 空間を区切りやすい
  • 落ち着いた雰囲気が出る
  • 全体のバランスが取りやすい

このように、サークルタイプはおしゃれで個性を出しやすい反面、お部屋全体のバランスを取りにくいという特徴を持っています。

一方、スクエアタイプは、直角で空間を区切りやすく、全体のバランスを取りやすいのが特徴です。

そのため、初めて自分の部屋をコーディネートするときは、まずはスクエアタイプのラグから始めてみるとよいでしょう。

ラグのレイアウトはどうしたら良い?上手な使い方のポイント

サークルタイプかスクエアタイプかを選んだら、実際の部屋に置いたところを想像してみましょう。

6畳のお部屋なら、先ほど「ラグの大きさ」で触れたように、サイズによって家具の下敷きになることがあります。

家具が少なければ、どこに置いても存在感が出て、室内の寂しさを和らげてくれます。

上手にラグを使うために、以下のポイントを押さえておきましょう。

〈上手にラグを使うレイアウトポイント〉

  • くつろぐ場所に敷く
  • 上に載せる家具のサイズよりも大きめのものを敷く

具体的に2つのポイントの内容を見ていきましょう。

【くつろぐ場所に敷く】
ラグは、ソファの下や前面など、くつろぐ場所に置くのが基本です。

テレビがあるなら、テレビを観る位置にラグを敷くと快適です。

【上に載せる家具のサイズよりも大きめのものを敷く】
ラグの上に、テーブルやソファを載せることがありますが、必ず上に載るものより大きめのサイズを敷くようにしましょう。

せっかく雰囲気を出すために模様の入ったラグを購入しても、上に載せた家具で見えなくなってしまっては、ラグの存在感が薄れてしまいます。

持っている家具や、これから購入する予定の家具との相性をよくチェックして、ラグの存在感が出せるようレイアウトしていきましょう。

色や毛足はどれを選ぶ?雰囲気を合わせるために適したものを

ラグの色選びは、お部屋の雰囲気で決まります。

重厚な感じが好みならブラウンやブラックをベースに選び、ロマンティックな姫系が好みならピンクや白を基調とした花柄のラグなどを選びます。

好み別におすすめのラグの色を見てみましょう。

  • ナチュラルが好み…アイボリー、ベージュ、グリーン
  • カジュアルが好み…オレンジ、ブルー
  • 個性的にしたい…柄物
  • 高級感を出したい…グレージュ、パープル、ブラウン

高級感をさらに出すためには、毛足の長いラグを選ぶと良いでしょう。

逆に、カジュアルダウンするには、毛足の短いものを選んでいきます。

和テイストが好みな人は、毛足のない自然素材(い草など)のラグを選ぶと雰囲気が出ます。

特に好みの雰囲気がない場合は、「部屋をどんな風に見ながら過ごしたいか」を基本として考えましょう。

「狭いから少しでも広く見せて過ごしたい」

「日当たりが悪いから、明るく見せて過ごしたい」

など、一人暮らしの部屋に対する願いは色々と出てきます。

こうした願いには、ラグが持つ色の効果を利用して、素敵なお部屋にしていきましょう。

部屋を広く見せて過ごしたい

部屋を広く見せて過ごしたい場合は、ダーク系の色はNGです。

ブラウンやブラックなどは重厚な雰囲気にはピッタリ合いますが、部屋が狭くなったような見え方をしてしまいます。

以下の2つの絵を見比べてみてください。
部屋を広く見せるには

どちらも同じ絵ですが、色の違いにより、左の絵の方が広く感じます。

このように、広さを出したいときは、ラグを始めとしてまわりの家具も明るい色で揃えると良いでしょう。

部屋を明るく見せて過ごしたい

一人暮らしでは、日中は外出していて部屋に誰もいないので、「日当たり」の条件をクリアしていない物件に住んでいるという人は多いです。

建物の影になっていたり、線路の近くで窓が開けられなかったりすると、部屋全体が暗くなってしまいます。

部屋を明るく見せて過ごしたいときは、「広く見せて過ごしたい」ときと同様、ラグに明るい色を選びます。

ラグだけで無く、部屋全体を白っぽい色で統一すると、明るい部屋が出来上がります。

その中に、パッと目を惹くライトイエローのラグがあったら、広さと明るさの両方が叶います。

このように、自分が求めているお部屋のイメージに近づけるように色を選ぶと良いでしょう。

本当に要るのだろうか?5つの特徴から見る「ラグ」の必要性

一人暮らしで使うラグについてみてきましたが、どんな必要性があるのでしょうか。

そもそも、ラグは無い方がお手入れの手間は省けるし、床面のコーディネートを気にしなくていいのではないか、という意見もあります。

そこで、ラグが持つ5つの特徴をみていきましょう。

  • 部屋の雰囲気がまとまる
  • フローリングや畳の傷を防ぐ
  • 冷え予防&省エネ
  • 防音
  • 耐衝撃

それぞれの特徴について、詳しくみていきましょう。

【部屋の雰囲気がまとまる】
部屋の中央に置かれたラグは、パッと目を惹いて全体の雰囲気づくりを助けてくれます。

床の色を変えただけで部屋の雰囲気が見違えるほど変わってしまうように、ラグの色や柄が部屋の雰囲気をおしゃれにまとめる役割をします。

例えば、無機質でシャープな印象の部屋を作りたいのに、床がナチュラルテイストの優しい木目調だったら、グレーや濃紺のラグを置いて、雰囲気を整えるといった具合に使います。

【フローリングや畳の傷を防ぐ】
アパートやマンションの賃貸暮らしだと、傷や汚れをつけないよう気を使います。

ラグは、床置きの家具が床を傷つけるのを防いだり、物を誤って落としたときの傷を防いだりしてくれます。

【冷え予防&省エネ】
賃貸では、和室や洋室があります。

マイナビニュース会員500名(男性248名、女性252名)を対象にしたインターネットアンケートによると、洋室派が82.4%、和室派が17.6%という結果が出ました。

半数以上の人がフローリングのある洋室を選んでいます。

しかし、フローリングは冷たくなりやすく、そのままだと足元から冷えてしまいます。

夏場はひんやりと心地よいのですが、冬はとても寒く感じます。

ラグがあると、床からの冷えを予防してくれるため、暖かく過ごせます。

その分、電気代が節約できるので、省エネになります。

【防音】
物を落としたり、足音がしたりと、階下に済む人は上の住人の生活音が気になります。

気になる音が長期間続くと、騒音トラブルとして住人同士のいざこざが起きてしまうことがあるので、気をつけましょう。

私もアパートの1階に住んでいたことがありますが、上の階の人がお菓子作りとパン作りが趣味の方だったので、早朝や夜にパンをこねる音や下に落として空気を抜く音が響いていました。

顔見知りの人だったのと、趣味のことを聞いていたことがあって、それほど気になりませんでしたが、全く事情を知らない人なら、トラブルに発展していたかもしれません。

ラグがあると防音効果があるため、階下の人に生活音が漏れず、安心して暮らせます。

【耐衝撃】
物を落としたときに、防音に加えて衝撃から守る役目があります。

食事テーブルの下にラグを敷いて使う人は多いですが、茶碗を落としたりマグカップを落としたりしても、ある程度守ってくれるので安心です。

このように、ラグがあると生活上でメリットになる点がたくさんあります。
ほかにも、フローリングで舞いやすいホコリをキャッチするという特徴や、滑りにくくなるという特徴があります。

お手入れが必要な点は手間がかかりますが、ラグにはたくさんのメリットがあるので、一人暮らしでぜひ使って欲しいアイテムです。

部屋に合う「ラグ」を取り入れて快適な一人暮らしを始めよう

ラグについてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?

自分だけの空間は自分好みにまとめて、落ち着ける空間にしたいですね。

そんな願いをラグは叶えてくれます。

今の住まいにピッタリのラグを見つけて、快適な生活を送りましょう。

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