一人暮らしの部屋で使いやすい「テレビボード」のサイズと置き方

一人暮らしの部屋で使いやすい「テレビボード」のサイズと置き方
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「こんなテレビを置きたい」

と、具体的なイメージは付いていますか?

イメージが出来上がっているなら、予算や部屋の残ったスペースに合わせてテレビを選びやすくなります。

もし、イメージが出来上がっていなくても、大丈夫です。

ここでは、一人暮らしの部屋に使いやすいテレビやテレビボードについて、「サイズ」、「値段」、「置き方」などを、わかりやすくご紹介します。

そのため、さまざまな角度からイメージを作り出し、ベストなテレビを考えられるようになります。

テレビに関する豆知識や、置き方の裏技についてもご紹介していますので、自分の生活に合ったテレビ選びの手助けとなれば幸いです。

部屋に置く場所はある?テレビを置く前に空間の確認を

一人暮らしの時間を楽しくさせてくれるのがテレビです。

部屋に置こうと考えてはいても、サイズが合わなかったり、置き方を決めていなかったりすると、視聴する際に不便さを感じます。

一人暮らしの限られたスペースのなかで、「テレビはここ!」と決めるのはなかなか難しいものです。

まずは、大型家具の「ベッド」や「ソファ」などの位置を決めてから、余ったスペースに置けるテレビについて考えていきましょう。

「ベッド」や「ソファ」を購入予定で、まだ部屋に搬入していない人は、こちらの記事で一人暮らしに使いやすい大型家具についてご紹介しています。

ぜひ一度、ご覧になって下さい。
一人暮らしに最適な「ベッド」のサイズと、使いやすいレイアウト
一人暮らしに最適なソファ。使い勝手の良い大きさと必要スペース

大物家具の位置が決まっていれば、余ったスペースに合わせてテレビの置き場所を考えればよいので、スムーズに決まります。

ここでは、テレビだけでなく、テレビを置くテレビボードについても見ていきましょう。

一人暮らし生活を支える「テレビ」 イメージを膨らませよう

一人暮らしで使うテレビはどんなものがいいのでしょうか?

サイズや値段など、気になる所にスポットをあててみていきましょう

どんなものがいい?主流の「薄型テレビ」の豆知識

 
昔の、箱のように分厚いブラウン管テレビから、薄型テレビが主流となり、テレビは年々進化を遂げてきました。

現在の薄型テレビには「液晶テレビ」と「有機ELテレビ」があります。

簡単に説明すると、以下のようになります。

「液晶テレビ」
光が出る「バックライト」を使い、「液晶」で明るさの調整をします。有機ELテレビより薄くはできませんが、多く普及されており、価格が安いのが魅力です。

「有機ELテレビ」
液晶テレビで使われるバックライトや放電スペースが要らないので、薄さが魅力です。また、映像が美しく、画質が良いので、見え方にこだわる人にはオススメです。「液晶」テレビと比べて高いのが難点です。

家具を揃えるのにも予算が必要なので、「見やすさ」「価格」「デザイン」など、総合的に判断して、自分の納得のいくテレビを選びましょう。

どのテレビを選んだ場合でも、現在販売されているテレビのほとんどが薄型テレビです。

そこで、部屋をスッキリとさせたいなら「壁掛け風」にするといった工夫ができます。

「壁掛け」ではなく「壁掛け風」としたのは、「壁掛け」にすると、壁に穴をあけて取り付けなくてはいけないからです。

一人暮らしだと賃貸で暮らしている人が多いので、借りているお部屋の壁に穴は開けられません。

「壁掛け風」というのは、まるで壁に掛けたように「突っ張り棒」を活用したり、「壁寄せスタンド」を活用したりする方法です。

部屋を広く使える上、壁に穴をあけずに壁掛けを楽しめます。

このように、薄型テレビだとさまざまな置き方(掛け方)で、部屋のコーディネートができます。

テレビの大きさはどれを選ぶ?間取りに合わせて決めよう

テレビの大きさをあらかじめ決めておくと、店頭で迷うことが無くなります。

「大きい方が良いのでは?」という人がいますが、一人暮らしの部屋に置けるスペースを考えないと、テレビだけが悪目立ちしてしまう部屋になってしまいます。

また、画面が大きいとそれに伴って価格が高くなりますし、視聴時の距離によって目が疲れやすくなることがあります。

それぞれのお部屋の間取りに合わせて、使いやすいテレビのサイズを見てみましょう。

【4.5畳、5畳】なら…19~40v型
【6畳】なら…43~50v型
【8畳以上】なら…55~65v型

このように、部屋の間取りが広ければ広くなるほど、テレビのサイズが大きくなります。

これは、部屋の遠いところからでもテレビを観やすいサイズです。

そのため、決まった場所(例えばテレビから1m以内など)からしか視聴しないのであれば、部屋の広さに合わせてテレビを大きくしなくてもOKです。

ちなみに、「4Kテレビ」と「フルHDテレビ(2Kテレビ)」を購入した場合では、適切な視聴距離の目安が異なります。

画素数の違いからこう呼ばれていますが、同じ画面サイズなら4Kの方が高密度となっています。

【適切な視聴距離】

  • 4Kテレビの場合…テレビ画面の高さの約1.5倍
  • フルHDテレビの場合…テレビ画面の高さの約3倍

テレビを置くときの参考にして下さい。

さて、初めてテレビのサイズを決めようと思っている人が疑問に思うのが、テレビのサイズについている「v型」という単位ではないでしょうか。

サイズの表記について知っておこう

「v型」は、よくテレビのサイズを表すのに使われる「インチ(型)」と同じ使い方をします。

テレビ画面の端と端を対角線で結んだ部分が「インチ」です。

1インチ「2.54㎝」なので、40型テレビだと「40×2.54㎝=101.6㎝」となります。大きいですね。

ただ、「40v型」と「40インチ(型)」が同じサイズかというと、ちょっと違います。

どちらも映像を映し出す画面のサイズを表しているのは同じです。

「v型」は主に薄型テレビで使われ、画面が表示されている部分の大きさを指しています。

一方「インチ(型)」はブラウン管テレビなどで使われており、画面の縁を覆っている外側の隠れた画面部分も指しています。

そのため、同じ数字でも「インチ(型)」では隠れた画面部分も合わせたサイズなので、「v型」で表記されているサイズの方が大きく感じます。

次に、テレビの値段についてみていきましょう。

テレビの値段はどのくらい?「液晶」と「有機EL」

一人暮らしで家具や家電を一式揃えるなら、予算が決め手となります。

先ほどご紹介した「液晶テレビ」と「有機ELテレビ」を例に、値段をみてみましょう。

すると、「液晶テレビ」は50インチでも10万円以内で購入できるテレビが多いのに対し、「有機ELテレビ」は20万円前後かかるテレビが多くありました。

セールや型落ち品を狙えば、もっと安い値段で購入できることもあります。

上手にテレビを置きたい!置き方を決める2つのポイント

部屋にテレビを置くときは、以下の2つの点が大切です。

  • いつどこで観るか
  • 目線の高さはどのくらいか

具体的にみていきましょう。

【いつどこで見るか】
まず、テレビを「いつ」、「どこで」観るのかを考えてみましょう。

「1 朝食を食べながら観たいのか」
「2 寝る前に横になりながら観たいのか」
「3 それとも両方か」

考えてみてください。

すると、1の場合なら朝食を食べるテーブルの奥、2の場合はベッドから見える位置、3の場合はどこからも見える部屋の角…というように、おのずとテレビを置く場所が決まっていきます。

さらに、「観やすさ」に加えて、「生活のしやすさ」も考えてトータル的に最適な場所に決定してください。

観やすいけれど、道をふさいでしまうなど、生活しにくくなる場所に置くのは避けましょう。

【目線の高さはどのへんか】
テレビを観るときに、床に直置きでは目線の高さが合わず、肩が凝ってしまいます。

ちょうど良い目線に置ける場所を選びましょう。

例えば、ソファからテレビを観るのなら、その高さに合わせてテレビを置くので、テレビの下にテレビボードが必要になります。

テレビボードが置ける場所かどうかを確認しておくことが大切です。

もし、置けるスペースが無いのであれば、先ほどご紹介したように、テレビを「壁掛け風」にするのがオススメです。

目線が高くなり、下のスペースが有効に使えます。

このように、テレビのある生活習慣のことを考えながら、置き場所を選ぶことで、快適にテレビのある生活をおくれます。

もし、どうしてもテレビを置くスペースがないときは、裏技として収納スペースに置くという手もあります。

私も一人暮らしやルームシェアをしていましたが、部屋が狭かったときは、テレビを置く場所がどうしても見当たらず、押し入れの襖を開放してテレビ置き場にしていました。

特に、賃貸の和室だと、押し入れの使い方に悩む人は多いので、スペースを有効活用するために、テレビ置き場にする方法も選択肢に入れておくと役立つかも知れません。

それでは次に、テレビに欠かせない「テレビボード」についてご紹介していきます。

テレビを支える縁の下の力持ち「テレビボード」について

「テレビ」を紹介するときに、場所をとらない置き方として「壁掛け風」にすることや、裏技として収納スペースに置くことをお伝えしたので、「テレビボード」の必要性を感じないという人もいるかもしれません。

しかし、テレビボードがあると、以下のメリットがあります。

【テレビボードのメリット】

  • 収納ができる
  • 目線の高さが合う
  • テレビが安定する(安心感)

それぞれのメリットについて、みていきましょう。

【収納ができる】
テレビボードがあると、デッキ類やDVDなどの収納スペースとして綺麗に整理して収納できます。

壁掛けにすると、これらのものは他の場所に置かなくてはいけません。

テレビと周辺機器やよく使うものを同じ場所にまとめて置けるのは、とても使いやすく、探し物などの無駄な動きがありません。

【目線の高さが合う】
テレビボードがあると、目線の高さが高くなるので、日常生活の中でテレビを観やすくなります。

【テレビが安定する】
テレビを置くための棚なので、他のもので代用するより安定感があり、安心します。

テレビボードの代用品としてカラーボックスを活用する方法がありますが、たわみが気になったり、ぐらつきが気になったりして、倒れないかハラハラしてしまうことがあります。

テレビボードがあると、安定感はもちろん、お部屋のコーディネートを引き締めてくれるので見た目が良くなります。

それでは、どんなテレビボードが良いのかみていきましょう。

どんなものがいい?テレビボードの選び方

テレビボードを選ぶときは、「どんな使い方をしたいか」が重要です。

「テレビを置いて使いたい」ほかに、「ゲーム機を収納したい」とか「掃除をしやすくしたい」など、さまざまな希望があります。

使い方の希望に合わせてピッタリのテレビボードをみていきましょう。

【ゲーム機やDVDレコーダーなどを収納したい】
収納したいものがたくさんあるときは、大容量収納ができるテレビボードを選びましょう。

収納量に合わせて棚を伸縮させて使える「伸縮式テレビボード」や、ごちゃごちゃしがちな配線類をスッキリとまとめやすい「背面収納付きテレビボード」がおすすめです。

【掃除をしやすくしたい】
テレビボードの下や後ろ側はホコリが溜まりやすく、掃除がしにくいのが難点です。

今では、お掃除ロボットを活用している人も増えてきました。

そこで、テレビボードはお掃除ロボットが入れるくらいの高さがある「脚付きのテレビボード」が活躍します。

お掃除ロボットは高さがあっても10㎝くらいまでなので、それ以上の高さがあれば、すんなり通れます。

お掃除ロボットが無くても、このくらいの隙間があれば、サッと掃除がしやすくなります。

【角に置きたい】
どこにいても見渡しやすいように、角にテレビを置きたいときは、「コーナーテレビボード」を選びましょう。

よくある長方形のテレビボードでは、角に置いたときに無駄なスペースができてしまい、空間を有効に使えません。

角に収まるコーナーテレビボードなら、見栄えがよく、部屋のどこにいても観やすいのが特徴です。

このように、どんな使い方をしたいかで、おおよその形を決めておきましょう。

テレビボードのサイズ(幅)はどのくらいがいい?

テレビボードのサイズは、上に置くテレビのサイズが選ぶ基準となります。

テレビだけ大きくて、テレビボードが小さいとバランスが悪く、見ていて不安な気持ちになってしまいます。

ここで、テレビの大きさに対するテレビボードの幅を見てみましょう。

テレビの大きさ テレビボードの幅
~32v型 ~100㎝
32~45v型 101~150㎝
45~55v型 151~180㎝
55v型~ 181㎝~

先ほど、間取りに合わせたテレビのサイズについてご紹介したものを合わせて見てみましょう。

【4.5畳、5畳】…19~40v型
【6畳】…43~50v型
【8畳以上】…55~65v型

これらを見てサイズを考えると、6畳で45v型のテレビを購入したら、101~150㎝のテレビボードを見つければ良いということになります。

サイズは実際に置けるスペースの広さを確認し、最終決定してください。

テレビボードのサイズ(高さ)はどのくらいがいい?

テレビ視聴するときにどんな姿勢でテレビを観るかで、見やすい高さが変わります。

テレビ画面を見るときは、視線がやや下向きになるように、テレビボードの高さを考えると見やすくなります。

床に座って視聴するなら40㎝以内で見上げない程度の高さが良いでしょう。

ソファに座ってテレビを視聴するなら、40~60㎝の高さが見やすくなります。

高さのある椅子から視聴するなら、その椅子に合わせて60㎝以上の高さのテレビボードを選ぶと良いでしょう。

立ったまま視聴することが多ければ、「壁掛け風」にして、さらに高くしても大丈夫です。

テレビボードの値段はいくらぐらい?テレビと合計してみよう

テレビボードはいくらぐらいするのでしょうか。

こちらもテレビと同様、価格帯に幅があります。

1万円以下で買えるものから5万円以上するものまで、実にさまざまです。

素材・ブランド・生産コストなど、値段の高いものの背景には、生産にかかった費用が高い場合がほとんどです。

そのため、素材やブランドにこだわると、高くなってしまいます。

出費を抑えたいのであれば、ブランド家具店で探すよりも、通販やネットで探して購入する方が安く購入できます。

先ほどご紹介したテレビの値段と合わせるといくらくらいになるでしょうか。

「液晶テレビ」50インチでも10万円以内
「有機ELテレビ」50インチ20万円前後

と考えると、

「液晶テレビ」50インチ8万円+格安テレビボード1万円

として、合計9万円の予算でテレビとテレビボードが購入できることになります。

もし、ここで、「テレビは有機ELテレビにしたい」、「テレビボードは天然木でナチュラルにしたい」という希望があるのなら、値段は跳ね上がります。

予算が許す限り、希望を叶えることはできるので、「お金事情」と「自分の希望」がバランス良くまとまるものを選んでいきましょう。

「テレビ観ないかも…」もしかして、テレビは無くても大丈夫?

ここまで、「テレビ」と「テレビボード」について、みてきました。

「一人暮らしにテレビは有るもの」としてご紹介してきましたが、本当にテレビは必要なのでしょうか。

「一人の時間が長くなるから、テレビを観る時間が欲しい」

「毎朝ニュースを確認したいから、テレビは置きたい」

など、人によって必要な理由はさまざまです。

ただ、一人暮らしをすると、とてつもなく忙しい時期があるのも事実です。

学生であれば学校のほかにバイトやサークル、社会人であれば仕事やプライベートというように、家にいてテレビを観ながらくつろげる時間がほとんど無いという人もいます。

私も一人暮らしのころ、当時の仕事場が離れすぎていたため、ほとんど家(賃貸)に帰れず、近くの漫画喫茶に寝泊まりしていたことがあります。

当然、部屋でテレビを観る時間はほとんどなく、家に帰っても眠るだけで、またすぐに仕事に向かうような日々を送っていました。

今思えば、押し入れにテレビを置いていて正解だったと感じています。

もっといえば、テレビは無くても良かったかもしれません。

これほど余裕のない生活は稀かもしれませんが、自分の生活スタイルの中にテレビは必要かどうかを、購入前に考えてみるとよいでしょう。

今ではテレビが無くても、スマホやタブレットでニュースを確認出来ますし、動画視聴もできます。

そのため、テレビを持たずに生活している人もいます。

知り合いに、生まれてからずっとテレビを観たことが無いという人がいて、ニュースなどはラジオを聴いているそうです。

その人によると、「時間が増える」ことと「人とのコミュニケーションの時間がとれる」ことをメリットとして挙げていました。

テレビを購入する前に、必要かどうかを、もう一度考えてみると良いかもしれません。

自分がしたい生活に合わせてテレビ・テレビボードの購入を

「テレビ」と「テレビボード」について、色々な視点からお伝えしてきましたが、いかがでしたか?

テレビがある生活はたくさんの情報と、楽しい時間をもたらしてくれます。

しかし、それはテレビを観る時間があればこそ与えられるものです。

必要か必要でないかを考え、テレビの無い生活にシフトチェンジするなら、一人暮らしだと挑戦しやすいかもしれません。

もし、「必要」と判断し、テレビやテレビボードを購入する場合は、今回ご紹介したことを参考にすると選びやすくなります。

一人暮らしの醍醐味は、生活のことを自分で決められることです。

「自分自身がどんな生活を送りたいか」を考え、ピッタリのテレビとテレビボードを探してみてくださいね。

選ぶときのヒントとなれば幸いです。

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