一人暮らしで自炊を続けるための3つの心掛けと4つのコツ
一人暮らしでは、なるべく月の予算内に生活できるよう、自炊にチャレンジする人は多いです。
メディア・シェイカーズがおこなったオンラインアンケート調査(2013年8月27~29日調査)によると、対象となる20~30代の一人暮らしの若者500名から以下の結果が得られました。
平日、休日合わせて自炊をすることがある…94.0%
ほぼ毎食自炊をする…20.6%
お昼は弁当を作っていく…33.2%
このように、自炊の頻度は様々ですが、多くの人が自炊にチャレンジしていることが分かります。
しかし、実際に自炊をしてみると、なかなか続けられずにやめてしまうという人もいます。
ここでは、一人暮らしで自炊をする際に心掛けることや、続けるコツについてご紹介します。
一人暮らしで自炊に挑戦!健康と継続のための心掛け3つ
一人暮らしでは、作るのも食べるのも自分だけの場合が多く、面倒に感じてしまいがちです。
しかし、健康的に日々を過ごすためにも、新鮮で添加物の少ない食材を使って調理することは大切です。
また、月の予算は限られているため、自炊してなるべく出費を抑えたいところです。
一人暮らしで自炊をするときに、心掛けたい3つのポイントを見てみましょう。
- ポイント1 栄養バランスを考える
- ポイント2 予算内でまかなう
- ポイント3 食べられる分量を調理する
それぞれのポイントについて、詳しくみていきましょう。
ポイント1 栄養バランスを考える
一人暮らしでは、自分が食べる物を自分の好みで決めることができます。
好きな物を好きなだけ食べられたら、どんなに幸せでしょう。
しかし、好きな物ばかりを食べていては、栄養が偏ってしまいます。
例えば、「ざるそば」が好きで、毎日「ざるそば」ばかり食べていたらどうでしょう。野菜不足、肉不足になってしまいます。
人間の体は食べた物から作られているので、バランス良く栄養を摂れるように食材を準備することが大切です。
食材を準備するときは、以下の栄養に着目すると良いでしょう。
- 炭水化物…ご飯、パン、麺など
- タンパク質…肉、魚、卵、豆腐など
- 食物繊維、ビタミン類、ミネラル類…野菜、海藻
3食すべてにこれらの栄養素を入れることが難しければ、一日のうちの一食分でも構いません。
無理のない範囲で、栄養を気に掛ける生活をしてみて下さい。
ポイント2 予算内でまかなう
一人暮らしでは、食費だけで無く、家賃や光熱費、水道代など、さまざまな所で支出があります。
そのため、体に良い物を制限無く購入すると、食費が高額になってしまうことがあります。
自炊をすると、レストランなどで外食するよりも出費が抑えられますが、さらに予算の限度がある場合は、オーバーしないように気をつけましょう。
ポイント3 食べられる分量を調理する
初めて自炊をすると、分量の調節がうまくいかないときがあります。
そして、作る量が多すぎると、食べきれずに残ってしまいます。
食べられない分は冷蔵庫に入れて置くとしても、何日も忘れられて結局処分するはめになることがあります。
上手に消費できれば問題ありませんが、食べきれない分を活用できない場合は、食費がムダになってしまいます。
自分に適した分量を考えて、調理することが大切です。
これらのことを心掛けていれば、自炊生活を楽しみながら健康的に続けて行くことができます。
次に、自炊を上手に続けるためのコツをみていきましょう。
上手に自炊を続けるにはどうする?継続を支える4つのコツ
自炊が健康のためや財布のために良いことだと知っていても、継続できなくては意味がありません。
継続できない理由として、「手間がかかること」があげられます。
人間なんでも「面倒くさい」ことを続けるのは苦手です。
自炊で継続的に料理をするためには、自炊の一連の流れを手間なく行う必要があります。
ほかにも、気分転換したり自炊の恩恵を感じたりすることが継続のモチベーションにつながります。
自炊を続けるコツとして、以下の4つが挙げられます。
- コツ1 「一連の流れ」を手間なくおこなう
- コツ2 ときには手抜きする
- コツ3 ときには外食する
- コツ4 食費が抑えられていることを実感する
それぞれのコツについて、みていきましょう。
コツ1 「一連の流れ」を手間なくおこなう
「一連の流れ」とは、自炊に関するそれぞれの流れのことです。
自炊するためには、「買い出し」・「献立」・「調理」・「後片付け」といった4つの流れを続けていかなくてはいけません。
どれかの流れが面倒くさく感じてしまったら、腰が重くなってしまうもの。
そのため、いかに手間無く行うかが重要です。
手間無く行うコツとして、以下のことが挙げられます。
【買い出し】
- 宅配で届けてもらう
- まとめ買いをする
【献立】
- 冷蔵庫に有るもので調理する
- いつも食べてるものをルーティン化する
- 一汁一菜や一品料理で無理をしない
【調理】
- 得意料理だけを作る
- 切るだけのものを作る
【後片付け】
- 食洗機を使う
- まとめ洗いをする
このように、手間がかかる部分を、いかに時間を掛けずに楽して行うかが、自炊を続けるコツです。
コツ2 ときには手抜きする
毎日、手の込んだ料理を作るのは大変です。
ときには手抜きをして、自炊生活を上手に続けていきましょう。
「手抜き」といっても、特別なことをする必要はありません。
例えば、いつもより多めの分量を作って、作り置きをしておけば、食べたいときにレンジでチンして食べられます。
また、食材キットのように、あらかじめ分量を量ってカットされているものを使うととても簡単に調理できます。
コツ3 ときには外食する
自炊にこだわりすぎて、何でもかんでも自分で作ろうとすると負担に感じてしまうことがあります。
料理のレベルが上がるのは良いことですが、作ることに負担を感じてしまうようなら考えものです。
自分が作れない料理を食べたいときだけ外食するなど、息抜きできる日を設けることが、自炊を長く続けるコツです。
おいしいレストランで食べた味を「再現したい」という料理欲が出てくるかもしれません。
コツ4 食費が抑えられていることを実感する
自炊を続けていると、外食を続けるよりも食費が大幅に抑えられます。
総務省統計局の家計調査報告(平成29年)によると、一人暮らしでの食費は月平均で39,649円となっています。
自炊でも外食でも、平均して4万円ほどということなので、この金額を越えているようであれば、食費を節約する余地があります。
自炊をしている人の中には、食費は月2万円ほどという人もいます。
自炊を続けていて、少しずつ食費が減っていくことを実感すると、モチベーションアップにつながり、自炊を長く続けられます。
このように、継続のためには4つのコツを取り入れて、上手に自炊生活を続けることが大切です。
自炊を楽しく続けて健康的に一人暮らしライフをおくろう!
一人暮らしで自炊をするときの心掛けや、上手に続けるコツについてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
続けるのは難しそうと感じている人でも、ちょっとした心掛けとコツで、自炊を続ける力が身についていきます。
もう一度、今回ご紹介したことを、おさらいしておきましょう。
【一人暮らしで自炊をするときの心掛け】
- 栄養バランスを考える
- 予算内でまかなう
- 食べられる分量を調理する
【上手に自炊を続けるコツ】
- 「一連の流れ」を手間なくおこなう
- ときには手抜きする(作り置きをしておくなど)
- ときは外食する(自分では作れない料理など)
- 食費が抑えられていることを実感する
初めて自炊に挑戦するとき、これらのことを知っておけば、「一人で頑張らなきゃいけない」という強迫観念にとらわれずに、長く自炊生活を楽しむことができます。
自炊を続けていると、少しずつ料理の幅が広がったり時短して作れるようになったりして、スキルアップしていることを実感します。
低予算で健康的に一人暮らしを楽しむために、手際よく自炊できるように自信をつけていきましょう。
さあ、今日のメニューは何にしましょうか。
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