カビが生えた布団で寝るのは危険!すぐ実践すべき対処法と予防法
一人暮らしだと日中家にいる時間が短いこともあり、寝室の換気を十分にできなかったり布団の手入れをついつい後回しにしてしまうかもしれません。
しかし、布団の手入れを怠っていれば裏側や隅の方に黒い斑点状のカビが発生してしまい、せっかくのインテリアが台無しになるだけでなく健康にも良くありません。
そこで今回は、布団にカビが発生してしまった時の対処法と、カビを防ぐ方法を詳しくご紹介していきます。
Contents
布団はカビの温床になりやすい!カビが生える原因とその影響とは
部屋の掃除や換気をして清潔にすることを心がけていても、寝ている布団はカビの温床になりやすいので、きちんとケアしなくてはなりません。
布団にカビが生える原因とは
掃除をしていない湿気のある場所にカビが生えやすいということはよく知られていますが、布団にカビが生える原因にスポットを当てて見ていきましょう。
- 一晩でペットボトル1本分の水を吸い込んでいる!
- 睡眠中は知らず識らずのうちに汗をかき、呼吸で失う水分と合わせると一晩で布団が吸い込んでいる水分はペットボトル1本分にも及び、湿度の高い状態になります。
- 体温で布団が適度に温められる!
- 眠っている人の体温で布団が適度に温められ、カビが発生しやすい温度になります。
- 皮脂や髪の毛がカビの栄養分になる!
- 寝ている間に布団に付着した皮脂や髪の毛、フケなどがカビの栄養分になります。
カビが生えた布団は体にも悪影響をおよぼす
カビが生えた布団は見た目が悪いというデメリットだけでなく、体にも悪影響をおよぼします。
- カビが生えた布団で寝ているとこんな影響が…
-
- 喘息
- 肺炎
- アトピー性皮膚炎
- アレルギー性疾患
また、カビに対するアレルギー反応としてアレルギー性の鼻炎や結膜炎、蕁麻疹などの症状が現れることもあるので絶対に放置しておいてはいけません。
カビの発生範囲や程度合わせて選択すべき3つの対処法とは
布団にカビが発生してしまったらどのように対処したら良いのでしょうか?カビの発生範囲や程度に合わせて的確な対処をすることが大切です。
布団にカビが発生していることを見つけたら直ちに対処しなくてはなりませんが、カビの発生範囲や程度に合わせて対処法を選びましょう。
- 発生範囲がごく僅かならセルフクリーニングが可能
- カビの発生範囲がごく僅かでクリーニングに依頼する時間やお金の余裕がない場合はセルフクリーニングで除去しましょう。
- 根こそぎ取り除くには布団クリーニングに依頼
- セルフクリーニングで落ちないカビや根こそぎカビを取り除きたい場合は、布団専門のクリーニング業者へ依頼しましょう。
- カビの発生範囲が広い場合は処分も一つの方法
- すでに広範囲にカビが発生していたり布団の寿命が近いと感じるな処分するのも一つの方法です。粗大ゴミとして回収してもらうケースが多いようですが、住んでいる自治体のゴミの出し方を確認して正しく処分しましょう。
カビの発生範囲が広い場合や古い布団の場合は、そのようなリスクや料金を考慮してからクリーニングに依頼しましょう。
カビを発見したら自宅で速攻撃退!セルフクリーニングの方法
カビを発見したその日のうちにでも対処ができるセルフクリーニングは、市販のものを使って自分でカビ菌の除去が手軽にできるのが魅力です。
ただし、カビ菌の除去はできても黒い色素が残ることがあったり、色や柄の変色、生地の痛みがあることは理解しておきましょう。
布団カバーや枕カバーのカビ取り方法
布団カバーや枕カバーにカビが発生していた場合は、布団や枕から外した後に「つけおき洗い」が効果的です。
- 用意するもの
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- 酸素系漂白剤もしくは塩素系漂白剤
- 50℃程度のお湯
- 手順
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- 浴槽や大きなバケツにカバーを入れる。
- 全体が浸かるまで50℃程度のお湯を入れる。
- 規定量の酸素系漂白剤(真っ白なカバーの場合は塩素系漂白剤も可)を入れて30分〜1時間程度つけおきする。
- 漂白剤を水でゆすぎ、洗濯機で洗濯する。
真っ白なカバーの場合は塩素系漂白剤も使えますが、刺激や匂いがきついので手袋やマスクを着用し換気しながら作業しましょう。
漂白剤を使った布団のカビ取り方法
敷布団や掛け布団本体にカビが発生していた場合の、塩素系漂白剤を使ったカビ取り方法です。
- 用意するもの
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- 塩素系漂白剤
- ゴム手袋
- いらないタオル
- 手順
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- ゴム手袋を装着し、タオルを水に濡らして塩素系漂白剤を含ませる。
- カビをつまみ取るようにしてタオルで拭き取る。
- 天日干しで十分に乾燥させる。
重曹を使った布団のカビ取り方法
敷布団や掛け布団本体にカビが発生していた場合の、重曹とエタノールを使ったカビ取り方法です。
- 用意するもの
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- 重曹
- エタノール
- スプレーボトル2本
- ティッシュやキッチンペーパー
- いらないタオル
- 手順
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- 重曹水(水100mlに対して重曹小さじ1杯)と薄めたエタノール(濃度70〜80%になるように水で希釈)をスプレーボトルにセットする。
- 水で湿らせたティッシュやキッチンペーパーで優しく押さえて布団の表面のカビを拭き取る。
- 重曹水をスプレーし2〜3分放置し、浮いたカビをタオルで叩くように拭き取る。
- エタノールをスプレーし5分程放置し、タオルで叩くように拭き取る。
- 天日干しで十分に乾燥させる。
日々のお手入れでカビの発生が防げる!布団のカビを予防する方法
これからカビを発生させないためにはどうしたら良いのでしょうか?カビを防ぐためのお手入れのコツをご紹介していきます。
- 起床したらしばらく布団をめくっておく
- 起床したらしばらく掛け布団をめくった状態にし、湿気や温度を下げてから布団を仕舞いましょう。ベッドの場合も同様に湿気や温度を下げてからベッドメイキングするようにしてください。
- 寝室の換気は毎日欠かさずに
- 布団だけでなく寝室の湿度が高ければカビは発生しやすくなるので、季節問わず寝室の換気は毎日しましょう。
- 週に1回はシーツの交換を
- カビの栄養分となる皮脂や髪の毛などの汚れを溜めないために、週に1回はシーツの交換をしましょう。
- 定期的に布団を干そう
- 布団を干すことで内部までしっかり乾燥させられます。おすすめの時間帯は10時〜15時で4時間程度干せると良いでしょう。
- 布団の上で飲食しない
- 食べ物や飲み物の汚れもカビの栄養分となるので、布団の上での飲食は控えましょう。
- すのこや除湿効果のあるマットレスも使える
- 敷布団の下にすのこを敷いたり、除湿効果のあるマットレスなどのアイテムもカビの発生を防ぐのに役立ちます。
- 防臭スプレーやアロマスプレーも効果的
- 防臭スプレーは汗やカビの匂いを取るだけでなくカビの繁殖を防止する除菌効果もの備えていますし、ラベンダーやレモングラスなどの抗菌・防虫効果のあるハーブを使ったアロマスプレーもおすすめです。
また、寝具を買い替える際は除湿を意識したアイテムを取り入れたり、アロマスプレーを選ぶ際は抗菌作用にも注目してみましょう。
カビが生えた布団で寝続けるのは危険!布団もきちんとケアしよう
カビが発生したのが裏側や隅の目立たないところだからと放置してしまうと、慢性的な体調不良や重大な健康被害を引き起こすことになりかねません。
布団にカビが発生していることに気づいたら直ちに対処しなくてはなりませんし、今後カビの発生に悩まされないように日々のお手入れを見直すことが大切です。
自分だけが使う一人暮らしの寝室のケアはついつい怠ってしまうかもしれませんが、寝室のお気に入りアイテムを見つけて清潔でリラックスできる空間を作っていきましょう!
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