コインランドリーで布団を洗濯、乾燥する方法や注意点

コインランドリーで布団を洗濯、乾燥する方法や注意点
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一人暮らしだと、自宅の洗濯機で布団を洗うのはなかなか手間ですよね。クリーニングに出す方法もありますが、布団は衣類よりもお金がかかります。

コインランドリーで布団を洗うとクリーニングよりも安上がりで、家庭用の洗濯機では難しいダニ退治にも効果的です。洗濯機に入らない大きな布団でも、簡単に洗うことができます。

そこで今回は布団をコインランドリーで洗う方法や、ポイントをご紹介します。清潔な布団で心地よく眠るために、ぜひチェックしてみてくださいね。

コインランドリーで布団を洗うと得られる、嬉しいメリット

コインランドリーで布団を洗うと、自宅の洗濯機にはないメリットを得られます。どんなメリットがあるのか、具体的に見てみましょう。

家庭用洗濯機に入らない大きな布団も洗える

コインランドリーの洗濯機や乾燥機は、何と言っても大きなドラムが特徴です。

一人暮らしで使う洗濯機は、決して大きくはないですよね。コインランドリーなら洗濯機に入らない、大きなサイズの布団を洗えます。

自宅の洗濯機で、布団を一気に2枚洗うのは難しいでしょう。自宅では洋服やタオルなどの小さなサイズのものを洗い、大きな布団はコインランドリーを利用するという使い分けもできます。

高温の風でふわふわに仕上がる

布団を使うと汗を含んで重くなったり、羽毛がつぶれたりすることにより、寝心地が悪くなる場合があります。

コインランドリーの乾燥機は、回転しながら高温の風を当てます。布団にしみ込んだ汗などの湿気を飛ばして羽毛がふくらみ、ふわふわに仕上がります。

自宅の乾燥機よりも、布団がふんわりと仕上がる効果が期待できますよ。

ダニ退治やハウスダスト対策に効果的

布団にたくさんのダニが隠れていると、ハウスダストの原因になる可能性があります。布団を天日干ししてもダニは内部に隠れ、死滅するのは困難とされています。

コインランドリーの乾燥機は、家庭用の乾燥機よりも高温です。ダニは高温に弱いため、コインランドリーの乾燥機なら効率的にダニを死滅できます。

ハウスダストが気になる人は、コインランドリーで布団を乾燥させるのがおすすめです。

布団の除菌や消臭の対策ができる

コインランドリーは大きなドラムで布団を丸洗いできるため、しみ込んだ汚れや臭いをすっきり取り除き、除菌や消臭の対策につながります。

家庭用の洗濯機では落としきれない汗や皮脂、ホコリを洗い流すことができます。

また、家庭用の乾燥機だと布団の中まできちんと乾きにくく、時間がかかります。コインランドリーの乾燥機は高温なのでよく乾き、生乾きによる臭いや雑菌の繁殖を防げます。

コインランドリーを利用できる布団・できない布団

コインランドリーにはさまざまなメリットがありますが、全ての布団を洗えるわけではありません。コインランドリーを利用できる布団か、できない布団か把握しましょう。

洗濯表示を確認し、コインランドリーを利用できるか判断する

コインランドリーを利用できる布団かどうかは、洗濯表示を見ると判断できます。桶や洗濯機のマークがあれば、コインランドリーで洗濯可能です。

洗濯表示

桶のマークに×印がある布団は、コインランドリーでも自宅でも洗濯できません。洗いたい場合はクリーニング店に相談しましょう。

洗濯表示

また、乾燥機を使えるかどうかも確認しておきましょう。洗濯表示のうち、四角形の中に丸が描かれたマークは乾燥機を表しています。

真ん中に点が2つあれば80℃、1つあれば60℃までの高温で乾燥できます。

洗濯表示

乾燥機のマークに×印があるものや、注意書きに「タンブラー乾燥は避けてください」「タンブル乾燥禁止」と記されているものは乾燥機を使用できません。物干し竿などを使い、自然乾燥させましょう。

洗濯表示

コインランドリーを利用できる布団の素材

コインランドリーを利用できる布団の大半は、以下の素材が使われています。

  • ポリエステル
  • 羽毛

ポリエステルは強い繊維のため、コインランドリーで洗濯できるものがほとんどです。意外かもしれませんが、羽毛布団はコインランドリーで洗濯できるものもあります。

しかし、あくまでも洗濯表示に従ってください。ポリエステルや羽毛が使われていても、水洗いできない布団や乾燥機を使えない布団はコインランドリーの利用を避けましょう。

コインランドリーを利用できない布団の素材

コインランドリーを利用できない布団の多くは、次の素材でできています。

  • 綿
  • 羊毛
  • 真綿

旅館でよく使われている「和布団」と呼ばれる布団は、中に綿が入っています。綿はデリケートな素材なので、コインランドリーで洗うと固くなり、ボロボロになってしまいます。

羊毛もデリケートで、コインランドリーで洗濯すると縮んでしまいます。一部の羽毛布団は手洗いが可能です。真綿は弱く、コインランドリーで洗うと傷がつき、毛羽立ちます。

いずれの素材も基本的には洗濯できません。洗濯表示を確認すると、水洗いできないものがほとんどです。洗いたい場合はクリーニングに出すことをおすすめします。

また、キルティング加工されていない布団も、コインランドリーで洗えないことがあります。洗うと中の素材が偏ってしまいます。

コインランドリーで布団を洗濯する時のポイント

コインランドリーで布団を洗う際、家庭の洗濯機で衣類を洗う時とは勝手が違い、いくつか注意点があります。もし誤った方法で洗濯すると、布団にダメージを与えてしまいます。

次に挙げる、大切なポイントを押さえておきましょう。

布団を入れ、9割ほど埋まる洗濯機を選ぶ

布団をコインランドリーで洗濯する場合、ドラム型の洗濯機を使用します。ドラムの容量は布団が9割ほど埋まるものを選びましょう。

小さなドラムは料金を安くできますが、汚れがきちんと落ちなかったり、脱水が不十分になったりする可能性があります。

また、大きなドラムに布団を入れると空間が多くなり、洗濯中に布団が動いて形が崩れやすくなります。脱水の時に遠心力が不足し、洗濯中に停止する可能性もあるため注意が必要です。

まとめて布団を洗う時は、同じ素材のものを洗濯する

コインランドリーで布団を洗う時、違う素材のものを一緒に洗濯するのは避けましょう。素材の重さが異なるため、洗濯や脱水がうまくいかない可能性があります。

例えば、羽毛布団とポリエステル製の布団を一緒に洗うと、水分を吸った羽毛布団の方が重くなります。軽い布団はつぶれ、縮んでしまう恐れがあります。

まとめて布団を洗いたい時は素材ごとに分け、同じ素材の布団を一緒に洗濯するのがおすすめです。

布団を紐でしばると、型崩れや素材の偏りを防げる

敷き布団やキルティング加工されていない布団は、紐でしばってから洗いましょう。型崩れや素材の偏りを防ぐことができます。

キルティング加工とは、中に入った素材が偏らないようにミシンで生地を縫う加工のことです。キルティング加工されていない布団をそのまま洗うと、素材が偏りやすくなります。

コインランドリーのドラムに布団が入るように折りたたみ、ロール状に丸め、紐で2〜3ヶ所しばります。洗濯中に切れない、ビニール紐や着物の腰紐がおすすめです。

洗濯ネットが必要な布団もある

洗濯表示に以下のような文章が書いてある場合には、布団を洗濯ネットに入れて洗いましょう。

  • ネットを使用してください
  • ネットに入れて洗ってください

劣化が気になる布団や、長期間使っている布団を洗濯する場合も、洗濯ネットに入れておくと安心です。

コインランドリーに行く前に、布団が入る大容量の洗濯ネットを忘れずに準備してくださいね。

洗剤を自分で用意する場合、中性のものを使う

コインランドリーで洗える布団であっても、デリケートな素材が使われていることが多いので、洗剤にも注意が必要です。

コインランドリーによっては自動で洗剤が出る洗濯機もありますが、自分で入れる場合は中性洗剤を使用しましょう。

洗濯洗剤の多くは弱アルカリ性で、布団に使うと中の素材が溶ける可能性があります。コインランドリーに持って行く洗剤は、中性洗剤を選んでください。

「おしゃれ着用洗剤」と書かれていれば、中性洗剤です。ダメージが少なく、布団にも安心して使えます。

コインランドリーで布団を洗濯する際に用意するものと手順

コインランドリーで布団を洗うのは決して難しくありません。用意するものや手順は次の通りです。

用意するもの

  • 布団
  • 小銭
  • (必要であれば、紐・中性洗剤)
手順

  1. 型崩れしやすい布団は紐で2〜3ヶ所しばる
  2. ドラム内に布団を入れる
  3. 必要なら、中性洗剤を入れる
  4. コースを選択し、スタート

コインランドリーによっては両替機がない所もあります。おつりが出ないため、前もって100円玉を準備しておきましょう。

コインランドリーで布団を洗濯する時間や料金の目安

布団の大きさや素材によって、コインランドリーで洗濯する時間と料金は異なります。

コインランドリーで布団を洗濯する時間の目安は約30〜40分で、料金は布団1枚なら約500〜600円、2枚なら約700〜900円が相場です。

洗濯から乾燥までできるコースは、2,000円前後が目安とされています。参考にしてみてくださいね。

コインランドリーで布団を乾燥させる方法や注意点

コインランドリーの乾燥機で布団を乾かすと、雑菌の繁殖や生乾きを防ぐことができます。ダニ退治もできて、ふわふわに仕上がるというメリットもあります。

布団を自宅で洗い、乾燥だけコインランドリーを利用するのもおすすめです。

乾燥機は洗濯機よりも簡単に利用できます。大まかに説明すると、乾燥機に布団を入れてコースを選ぶだけです。注意点に気をつけて利用しましょう。

布団を入れた時、ドラムの3分の1ほど埋まる乾燥機を選ぶ

コインランドリーの乾燥機は、布団を入れた時にドラムの3分の1ほど埋まるものを選びましょう。洗濯機とは異なるので注意が必要です。

小さな乾燥機を選ぶと、乾燥に時間がかかるだけではなく、生乾きやカビが生じる可能性があります。

紐でしばっている場合は外してから入れる

コインランドリーの乾燥機を使う時、基本的には布団をそのまま入れます。

布団を紐でしばっている場合は、外してから乾燥機に入れましょう。紐でしばったままだと、乾燥にムラができ、生乾きの原因にもつながります。

布団がきちんと乾くには1時間ほどかかる

布団の洗濯で重要なのは、しっかり乾燥させることです。生乾きは臭いやカビ、雑菌などを招く可能性があるため、布団の中まできちんと乾燥させましょう。

ポリエステルなどの乾燥しやすい素材が使われている布団は、30分前後で乾くこともありますが、目安としては乾燥まで1時間かかります。

乾燥が終わったら布団の表面は温かくなっていますが、内部はまだ湿っているケースが多くあります。乾燥していない場合は時間を追加し、中までしっかり乾かしましょう。

また、自宅に布団を持ち帰ったら、風通しの良い場所で30〜1時間ほど干し、さらに乾燥してください。

羽毛布団を乾燥する時、テニスボールを入れるとふかふかに

羽毛布団をコインランドリーで乾燥する際、テニスボールを1〜2個入れると、布団がふっくらと仕上がります。

ドラムが回るとテニスボールが布団を叩き、羽毛がほぐれ、ふかふかにしてくれます。ぜひ試してみてくださいね。

コインランドリーで布団を乾燥する料金の目安

お伝えしたように、布団をコインランドリーで乾燥する場合、1時間ほどかかります。料金の相場は10分100円で、中には15分100円の所もあります。

布団1〜2枚なら、およそ800〜1,000円必要です。乾きやすい素材の布団なら30分ほどで終わり、もう少し安くなります。

コインランドリーを活用し、清潔な布団で眠ろう

一人暮らしだと洗濯機が小さく、布団を洗いたくても入らないことがあるでしょう。コインランドリーなら大きなドラムで布団の洗濯と乾燥が可能で、ダニや臭いを取り除く効果も期待できます。

コインランドリーで布団を乾燥するとしっかり乾き、ふんわり仕上がるという嬉しいメリットもあります。自宅の洗濯機で布団を洗い、コインランドリーで乾燥するという利用方法もおすすめですよ。

毎日使う布団は、やはり清潔な方が良いですよね。ぜひコインランドリーを上手に活用してみてくださいね。

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