引っ越し先でスムーズに使い始めるために。洗濯機の運搬準備のコツ

引っ越し先でスムーズに使い始めるために。洗濯機の運搬準備のコツ
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洗濯機は生活に欠かせない家電の一つですが、一人暮らしの引っ越しの際には冷蔵庫と並ぶ最も大きく運びづらい荷物になります。

自力で引っ越しする場合だけでなく業者へ依頼する場合も、取り外しや設置の方法を知っておくと引越しがスムーズになりますし、引っ越しを機に洗濯機を買い替える場合も賢い方法を選ぶことが大切です。

そこで今回は、引っ越し前に覚えておくべき洗濯機の扱い方から買い替える際の処分方法まで、詳しくご紹介していきましょう。

引っ越し先選びの段階から、今の洗濯機が置けるか要チェック

すでに一人暮らしをしている人の場合は今使っている洗濯機を使い続けるために、引っ越し先選びの段階からこのようなポイントに注目しておくことが大切です。

玄関や廊下のサイズ
玄関や廊下のサイズが狭いと洗濯機置き場まで洗濯機を運ぶことすらできないので、玄関から洗濯機置き場までの通路の幅が洗濯機の通れるサイズかどうかチェックしておきましょう。
洗濯機置き場のサイズや洗濯機バンの有無
洗濯機置き場や洗濯機バンの内径の幅や奥行きが、今使っている洗濯機が置けるサイズかどうか計測が必要です。洗濯機バンは水漏れや結露による被害を防ぐ効果があるので設置されている方が安心です。
給水栓の形状
洗濯機の給水栓の形状は物件によって異なり、今使っている洗濯がそのまま繋げられないこともあるので、給水栓の形状が合うかどうかを確認し、合わない場合は必要な部品の入手の可否まで確認しておくようにしましょう。
今使っている洗濯機を引っ越し後も継続して使いたいと思うなら、このようなポイントに注目して物件と洗濯機の相性を見極めておくことが大切です。

また、賃貸物件では洗濯機の排水ホースと排水口を繋ぐ排水エルボが備え付けられている場合と、自分で用意しなくてはならない場合があるのであらかじめ確認しておきましょう。

大型家電のみ業者へ依頼する方法もアリ。引っ越し方法の選択肢

一人暮らしの引っ越しだと自分で荷物を運ぼうと考える人も少なくありませんが、自分で洗濯機などの大きな荷物を運ぶためには人手が必要になってきます。

また、安全に引っ越し作業を進めるためにも状況に合った引っ越し方法を見極めることが大切なので、引っ越し方法の選択肢を考えていきましょう。

自分で全て運ぶ
洗濯機など大きなものまで全て自分で運ぶ場合は梱包や運搬に必要なものまで準備する必要がありますし、洗濯機を運び出す際は傾けたり横に倒したりせず、水平にしたまま慎重に運ばなくてはなりません。
引っ越し業者にまとめて依頼する
引っ越し業者にまとめて依頼する方法は最も費用がかかる方法ではありますが、プロのテクニックで安全に洗濯機を運べるので単身者向けのプランなどをチェックしてみましょう。
大型家電のみ業者へ依頼する
洗濯機などの大型家電の運搬のみ、引っ越し業者や購入した販売店に依頼すれば費用を抑えて安全に洗濯機を運べます。まとめて依頼する時と同様に事前の見積もりが必要になってくるので早めに問い合わせてみましょう。
引っ越し業者などに洗濯機の運搬を依頼する場合は引っ越しシーズンや曜日によって料金設定が変わってきたり、洗濯機の取り外しと取り付け作業は有料オプションになっていることも多いので、きちんと問い合わせて比較した上で依頼先を決めましょう。

引越し前には水抜きを!運ぶ前に知っておきたい準備の基礎知識

洗濯機を自分で運ぶ場合も業者に依頼する場合も、コンセントを抜いてそのまま運び出せるわけではありません。

洗濯機を運ぶ前には水抜きが必要ですし、ドラム式洗濯機の場合は故障を防ぐための準備が大切です。運ぶ前に知っておきたい準備の基礎知識をチェックしていきましょう。

事前に水抜きをしておこう

洗濯機は洗濯終了後も本体の見えない場所に水が残っているため、運び出す前に水抜きをする必要があります。

水抜きをしていないと運搬中に水が漏れて怪我の原因になったり、他の家具や家電を破損させてしまうことがあるので事前に取扱説明書で確認しておきましょう。ここでは一般的な洗濯機の水抜きの方法をご紹介していきます。

水抜きの手順
  1. 洗濯機内に何もないことを確認し、水道の栓と洗濯機の蓋を閉める。
  2. 洗濯機の電源を入れ、洗濯コースもしくは洗浄コースでスタートさせる。
  3. スタートから15秒ほど経ったら電源を切り、給水ホースを外す。
  4. 再度電源を入れて一番短いコースで脱水し、タオルで洗濯槽の水分を拭き取る。
  5. 排水ホースを抜き、本体とホースの中の水を流す。
ドラム式洗濯機の場合は、洗濯機内に溜まった糸くず汚れを取り除く機能が備えられており、洗濯機本体の下の方にあるドレンを緩めると洗濯機内の水が排水される仕組みになっています。

縦型式洗濯機の場合も機種によって手順が異なりますし、ドラム式洗濯機のドレンの位置がわからない場合は説明書にて確認しておきましょう。

また、業者に依頼する際に「水抜き不要」と指示される場合もあるようなので、指示がない場合は念のため確認しておくと安心です。

ドラム式は固定ネジを忘れずに!

縦型式洗濯機、ドラム式洗濯機どちらの場合も他の荷物をぶつけたり倒れてしまわないように気をつける必要がありますが、ドラム式洗濯機の場合は固定ネジで洗濯槽を固定することも忘れてはいけないポイントとなります。

ドラム式洗濯機は振動に弱く、運搬の際は固定ネジで洗濯槽を固定しておかなくては故障する恐れがありますし、固定ネジを使用しなかったために故障した場合は保障対象外になってしまいます。

万が一固定ネジを紛失してしまった時はメーカーから取り寄せなくてはならないので、早めに確認しておきましょう。

手順を覚えれば自分でもできる!新居へ洗濯機を取り付ける方法

先ほども見てきた通り、洗濯機の運搬を業者に依頼した場合も取り付け作業が有料オプションになってしまっていることがあるので、引っ越し費用の節約のためにも自分でできると良いですよね?

手順を覚えれば自分でも取り付け可能なので、洗濯機の取り付け方法も一緒にチェックしていきましょう。

洗濯機の取り付け手順
  1. 洗濯機と排水ホースを繋ぐ。
  2. 排水ホースを排水エルボにつなぎ排水口に接続する。
  3. コンセントしたのアース線用カバーを開け、取り付けネジを緩める。
  4. 洗濯機のアース線の動線をネジに絡ませてからネジを締め、カバーを閉める。
  5. 給水ホースを蛇口に繋ぎ、給水ホースと洗濯機本体を繋ぐ。
洗濯機の取り付けが終わったら、水漏れなどの問題がないか試運転にて確認しておきましょう。

引っ越しを機に洗濯機を買い替える場合は賢い処分方法を選ぼう

今使っている洗濯機が古い場合は洗濯機を運搬する手間や費用を考えて、引っ越しのタイミングに買い替えを検討することもおすすめです。

ただし、処分する場合はリサイクル料金や回収費用などがかかってくることもあるので、今使っている洗濯機の賢い処分方法を考えていきましょう。

新しい洗濯機の販売店舗へ収集を依頼する方法
新しい洗濯機の販売店舗は購入者が希望した場合、古い洗濯機を収集する義務が発生します。リサイクル料金や回収費用は掛かってきますが、もっとも手間がかからない方法でしょう。
今使っている洗濯機の販売店舗へ収集を依頼する方法
今使っている洗濯機を販売した店舗にも収集義務はありますが、リサイクル料と回収費用が掛かったり販売店がなくなってしまった場合は引き取りサービスが受けられないこともあるようです。
リサイクルショップに売却する方法
洗濯機が故障していなければリサイクルショップに売却することも可能ですが、家電製品の買取条件として「製造から5年以内」という規定が設けられていることが多いので製造年を確認した上で検討してみましょう。
自治体のルールに従って処分する方法
業者を通さずに自分で処分するとなると、リサイクル券を購入し引き取ってもらうことになりますが、住んでいる自治体によってルールが異なるので自治体のホームページにて確認してみましょう。
家電量販店では家電の買い替えの際に下取りサービスを実施している場合も多いので、下取りの条件もチェックしてみることをおすすめします。

直前で焦らないために…事前に洗濯機の引っ越し方法を考えよう

引っ越しを検討する段階では物件の立地や間取りばかりに注目してしまいますが、実際の生活を考えると「今使っている洗濯機が使えるか?」というような細かい条件はとても大切です。

洗濯機は引っ越してすぐに必要になる生活に欠かせない家電の一つなので、引っ越しを機に洗濯機を買い替える場合は配送スケジュールや、今使っている洗濯機を賢く処分する方法もよく考えなくてはなりません。

また、自分で洗濯機を運搬したり設置に挑戦したいと思う場合は、行き当たりばったりで失敗してしまわないように説明書をよく読んで事前に準備しておきましょう!

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