一人暮らしの自炊と外食。両方のメリットを上手に組み合わせよう!
一人暮らしは自由!でも生活の大部分を、自分で考えて自分で決めることになりますよね。
特に食事は毎日のこと。「自炊ばかりは体がきつい」「外食ばかりはお金がきつい」…上手に自炊と外食を組み合わせることが大切です。
ここでは、自炊と外食それぞれのメリットをご紹介し、無理なく上手に組み合わせる6つのコツをご提案していきます。
自炊と外食の「いいとこどり」をして、楽しい食生活にしていきましょう!
自炊のメリットって?
まず自炊のよいところを、5つにまとめました。
1、工夫次第で安く抑えられる
自炊は、基本的に材料選びから始めますよね。工夫をすることで、外食よりも安く抑えられるでしょう。
- 一般的に「安い」と言われる食材を使う
- スーパーの特売日にまとめ買い
- 大型チェーン店などの安いお店で買う
「安い」と言われる食材には、もやしや鶏むね肉、豆腐などがあります。野菜の値段は高騰することもありますが、一般的に旬のものが安い傾向です。
すぐに使わない分は、冷凍保存しておけば無駄がないですね。
ただ、冷凍保存にもコツがあります。冷凍すること自体が向かない食材もありますので、ネットなどで調べてから行いましょう。
料理のレシピは、「安い」や「節約料理」をキーワードに探すと、比較的安い食材を使った、調理時間の短い料理が載っていますよ。
その他にも、
- カット野菜や冷凍野菜、小分けの肉を上手に利用
- 料理を作り置きして、冷蔵や冷凍保存
- ご飯を一気に炊いて、一食分ずつ冷凍保存
など、安く抑えるコツがあります。最初は面倒でも、実践するうちに慣れてきますよ。
以下の記事も参考になります。ぜひお読みくださいね。
一人暮らしに嬉しい!安くて便利な食材10種と簡単レシピ
2、努力次第で栄養管理ができる
「野菜を中心に摂ろう」「タンパク質もしっかり」…外食や中食(スーパーやコンビニで買うお弁当・お惣菜など)でも意識はできますが、どうしてもお金がかかりがち。
どんな食材がどのぐらい入っているか正確にわかりにくいですし、脂っこい物や味の濃い物が多いこともあるでしょう。添加物が多く使われている場合もあります。
その点、自炊は自分で食材や調理方法を選べます。
3、食材選びや味付けが自由
「思っていたのと違った」…外食で経験がありませんか?
味付けや量もそうですし、「サラダに嫌いな物が入っていた」「パスタの具材が少なすぎ」など。筆者は「どう考えてもしょっぱすぎ」というコンビニ弁当を食べたことがあります。
その点、自炊は自分の好きな食材を選べますし、食材の量も調節できます。
味に関しては、料理が上手でないと難しい部分もありますが、少なくとも濃さは味を見ながら調節できますよね。
4、料理の腕が上がる
何事もそうですが、やればやっただけ腕は上がると思います。向き不向きはあっても、その人なりのスキルは高まるでしょう。
筆者は料理が大の苦手でしたが、やはり数をこなすことだと実感しています。
料理が苦手な人は、簡単なものからで構わないのです。一回、また一回と料理する積み重ねが、確実に成長させてくれますよ!
5、感謝の気持ちが高まる
外食でも中食でも、つくってくれた人に感謝して食べることはできます。しかし自炊は、
- 食材を買いに行く
- 時間をかけて調理をする
- 食べた後も片付けをする
ことが必要です。そもそも何をつくるのか考えるところから始まりますし、食材を無駄にしないよう工夫して保存することもあるでしょう。
「思ったより大変」かもしれませんね。でもそれをしてくれていた人が、いませんか?母親、父親、祖父母、寮母さんや施設などの調理員さん…。
外食のメリットって?
ここでの「外食」は、スーパーやコンビニのお弁当・お総菜を買って自宅で食べる「中食」も含めることとします。
外食の大きなメリット2点と、外食ばかりになる場合のデメリットをまとめてみました。
1、とにかくラク
お店に入って注文をするだけで、食事を出してくれます。お弁当やお惣菜も、買いたい物を選んでレジでお金を払うだけですよね。
外食なら食べ終わったら帰るだけ。お弁当やお惣菜も、ごみを分別して捨てるだけ。
自炊に比べ、手間も時間もかかりません。労力や時間を他のことに充てられます。仕事や勉強で忙しい場合は、特に嬉しいですね。
2、料理が難しい物でも食べられる
料理が苦手でなくても「自分でつくるのは難しい」という食事もありますよね。しかし外食であれば、プロの人が料理をつくって出してくれるわけです。
味の好みはあっても、基本的には美味しい!比較的安価な外食チェーン店などでも、万人受けする味が多くなっているでしょう。
外食ばかりだとデメリットも!
便利な外食ですが、外食ばかりになってしまうと以下のようなリスクがあります。
- 食費が高くつく
- 塩分のとり過ぎ
- 栄養が偏る
「朝昼夜すべて外食」「値段を考えずに食べたい物を食べる」。これでは当然お金がかかってしまいますね。
最近は「塩分控えめ」というお店も出ていますが、基本的に外食は濃い味付けが多いです。塩分のとり過ぎは、
- 体や顔がむくむ
- 頭痛や片頭痛がする
- 体が疲れやすくなる
などの可能性が高まります。「調味料をかけない」「漬物を残す」など、何らかの対策が必要となるでしょう。
また意識をしないと、栄養が偏っていまいます。ラーメンやパスタなどの麺類が好きな人も多いでしょうが、野菜やタンパク質が不足しがちに。
どうしても外食ばかりになる人は、食べる物を選ぶ際、栄養バランスも少し意識できるとよいでしょう。
自炊と外食を上手に組み合わせる方法
自炊と外食。筆者も一人暮らしをしている時に「どっちが得なの?」と気になるものでした。
しかし、すべては状況と工夫次第で、一概には言えないという結論に…。毎回自炊をしても、高い食材ばかり使ったり食材を腐らせたりすることが多ければ、結果的に安くは抑えられません。
仕事や学業の状況と、自分の体調なども考えた上で、無理なく自炊と外食を組み合わせていきませんか?その方法を、6つ提案します。
1、朝だけは自炊する
お昼と夜はほとんど外食、という人も多いと思います。その場合「朝は自炊」がオススメ。「食パンだけ」「ご飯だけ」でも食べないよりはよいでしょうが、できれば栄養価も考えたいですね。
- ご飯に納豆や生卵をかける
- パンにスライスチーズをのせて焼く
- コーンフレークやシリアルに牛乳をかける
など、バリエーションはさまざま。わかめや冷凍保存した小口切りのネギを入れたインスタント味噌汁、100%の果物や野菜ジュースを加えるなど、工夫次第で摂れる栄養素も増やせます。
2、昼食を自炊にする
お昼ご飯を、無理なく手作りにする方法です。お弁当をつくったり、スープジャーに野菜スープを入れたり…。
お弁当のおかずは、たとえば卵焼きとブロッコリーや野菜炒めだけは手作りし、後は冷凍食品を使うのも一つでしょう。冷凍食品を半額や特価の日にまとめ買いしておくと、経済的ですね。
3、夜は状況に応じて
夜は帰宅時間や体調、疲れの程度など、状況に応じて自炊を加えていく方法です。たとえば、
- 早く帰れたから買い物して自炊してみよう
- 気が向いたから自炊してみよう
- 基本的に毎日一品だけはつくってみよう
など、無理なく自炊を加えていくのです。簡単かつ「美味しそう」と思えるレシピを、あらかじめ探しておけるとよいですね。
4、完全休日のみ自炊
「仕事の日に自炊は無理!」という人も多いかもしれません。学生さんでも、日中は学校に通い、夜はアルバイトで忙しい人もいるでしょう。
休日や時間が多くとれる日だけ、自炊にするのはどうでしょうか?少量野菜や小分けの肉を買ったり冷凍保存もしたりしながら、楽しんでつくってみましょう。
作り置きもオススメ!休日に1週間分の量をつくり、1回分ずつ分けて冷凍保存しておくのです。
- 野菜スープ
- 野菜のおひたし
- 野菜やひじきの煮物
などを作って冷凍しておけば、忙しい日の夕飯もレンジや鍋で温め直すだけで食べられますね。上級編として、からあげやハンバーグを「後は揚げるだけ焼くだけ」の状態にして冷凍する方法もあります。
無理なく一品だけ作り置きし、他は市販の冷凍食品やスーパー・コンビニのお惣菜を加えるのもよいでしょう。
5、飲み会や友人との外食を「楽しむ」
「飲み会や友達、同僚などとの外食にお金がかかる」…中には深刻な金欠に悩む人もいるかもしれませんね。
断るに断れないケースもあるでしょう。楽しい飲み会や好きな友人との外食ならまだしも、「これで5000円の出費か…」とため息が出るような時もあるのでは?
この際、考え方を「外食できる!思い切り食べるのを楽しもう!」と変えてみてはどうでしょうか?
接待や後輩・部下の立場では難しいケースもあるでしょうが、お金を払う分、できるだけお料理を楽しむのです。
そして、他の日で節約を心がけるのも一つ。「昨日は外食を楽しんだから今日は安い食材で自炊しよう」などの感じです。
飲み会や友人などとの外食があまりない月は、たまに「一人でプチ贅沢」のご褒美もよいですね。
6、食事記録をつける
「自炊と外食、どっちが得か」を、自分で検証してみるのはどうでしょうか?
自炊の場合、光熱費まで算出するのは難しいでしょうが、材料費や無駄にしてしまった食材の記録はつけられるでしょう。
外食や中食は、単純にかかった費用を記録。レシートを貼っておくのもよいでしょう。
大まかでも自炊と外食の比較をすると、発見もあって面白いですよ!
せっかくなら楽しい食生活に!
自炊と外食それぞれのメリットをご紹介し、両方を組み合わせる方法を提案してきました。
毎日の食事を自分で考え自分で用意するのは、料理が好きでない限り大変かもしれません。
しかし「大変」「しんどい」ということばかりに目を向けず、今まで用意してくれていた人へのありがたさを感じつつ、少しでも楽しみを見つけたいものです。
「今日は何を食べようかな」「少しでも自炊すれば料理上手に近づくかな」など、小さなワクワクを毎日感じていけるとよいですね。
せっかくなら、食事を用意する時間や実際に食べる時間を「楽しい時間」に!無理なく外食と自炊を組み合わせていきましょうね。
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