一人暮らしに欠かせない自転車。知っておくべき盗難防止策とは

一人暮らしに欠かせない自転車。知っておくべき盗難防止策とは
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最近は通勤や通学などの足として自転車を利用する人が増えていますし、趣味や運動としてサイクリングを楽しむ人は多くいます。

小回りが利くため近所の買い物など一人暮らしの生活にも便利な交通手段ですが、街中で頻発する自転車盗難には注意しておかなくてはなりません。

そこで今回は自転車盗難の現状を知り、自分の自転車を守るための盗難防止策をしっかり考えていきましょう。

自転車の盗難目的や発生場所はさまざま…誰にでも危険がある

カスタム自転車などの高価な自転車の方が盗難被害に遭いやすいイメージがあったり、路上に止めていると盗まれるかもしれないと想像がつくでしょう。

しかし、「どのような目的で盗難されているのか?」「盗難されやすい発生場所はどこなのか?」という点に注目してみると、必ずしもそのイメージ通りという訳ではないようです。

自転車の盗難目的

警視庁が発表している近年の自転車盗発生件数の推移を見てみるとやや減少傾向にありますが、それでも平成30年だけで3万5千件以上発生しています。どのような目的で盗難されているのでしょうか?

自転車の盗難目的には…
  • 売却目的
  • 乗り捨て
  • 引ったくりなどの犯罪に使用するため
高価な自転車やそのパーツは、インターネットオークションやフリマサイトで売却するために狙われやすくなっています。

一方、乗り捨てするために盗む場合は自転車の価値は関係なく盗みやすさという観点から狙われますし、引ったくりなどの犯罪には盗難自転車が使われることが多いのも事実です。

盗難されやすい発生場所

施錠せずに道路上に駐輪している自転車は盗難被害に遭いやすいイメージがあるかもしれませんが、盗難発生場所を見てみると意外な場所も盗難されやすいことがわかります。警視庁生活安全総務課手集計から読み取っていきましょう。

平成30年中の自転車盗発生場所(上位5位)
  • 住宅…42.1%
  • 道路上…25.9%
  • 駐車場・駐輪場…25.2%
  • 学校・幼稚園…1.7%
  • 商店等…1.4%
実際に発生された場所を見てみると道路上よりも住宅の敷地内の方が盗難されていることがわかります。

また、盗難被害に遭った自転車の57.6%が無施錠だったというデータからも、住宅の敷地内で危機感が薄れていた可能性が考えられるでしょう。

防犯登録や盗難保険など…購入時にしておくべき対策とは

購入から間もない綺麗な自転車は盗難被害に遭いやすいので購入直後から防犯意識をしっかり持つことが大切です。購入時にしておくべき防犯対策を詳しく見ていきましょう。

きちんと防犯登録をしよう

自転車の防犯登録は乗り捨てなどの被害に遭った時の早期発見や返還に役立ちます。

平成6年より義務化されたため、自転車販売店から直接購入する場合は購入時の手続きと一緒に登録することになります。

ただし、通販やリサイクルショップで購入した場合は自分で登録する必要があるので、忘れずきちんと登録しておきましょう。

自転車盗難保険への加入も一つの手

こだわって選んだ高価な自転車の場合は盗難に遭うと被害額が大きくなるので、自転車盗難保険へ加入しておくのも一つの手段です。

加入しておけば盗難被害に遭ってしまった時に、自転車の購入代金の一部が保証されるので心強いでしょう。

保険会社によって保証範囲は異なってくるので「自転車本体のみ」なのか「パーツの盗難にも対応」しているのか、詳しく見比べることが大切です。

常に防犯意識を持とう!駐輪場所や施錠する際のポイントとは

盗難防止のためには常に防犯意識を持つことも大切なので、駐輪の際に注意したいポイントをチェックしていきましょう。

管理の行き届いた駐輪場に停めよう
会社や学校、公共の駐輪場に停める場合は、管理人が常駐していたり防犯カメラが設置されているなど管理の行き届いた駐輪場を選んで停めるようにしましょう。
わずかな時間でも施錠しよう
盗難は目を離した隙に発生してしまうので、わずかな時間でも必ず施錠しましょう。
防犯性能の高い鍵を取り付けよう
多くの自転車には盗難防止のために「馬締錠」が標準装備されていますが、その他にも「U字ロック」や「ジョイントワイヤー錠」なども壊されにくいのでおすすめです。
固定物に繋いで施錠しよう
駐輪場以外に駐輪しなくてはならない場面では、柱や柵などの固定物に繋いで施錠しましょう。パーツも一緒につなげるように施錠すればとパーツの盗難対策にもなります。
盗難防止アラームやGPSも
振動を感知してアラームを鳴らす「盗難防止アラーム」をつけておけば狙われにくくなりますし、「GPS」で追跡できるようにしておく方法もあります。

一人暮らしの部屋を探す際は駐輪場もチェックしておこう

新しく一人暮らしの部屋を探すなら、部屋を内見する際に自転車の駐輪スペースも忘れずに確認しておきましょう。

室内にディズプレイ感覚で置いておける設備があったり、玄関などに停めておけるスペースがあると一番安心ですが、外に駐輪場が設けられているケースが多いので駐輪場の場所や防犯対策の有無がチェックポイントとなります。

通路に面していない建物の裏側など人目につきにくい場所に駐輪場が位置している場合は死角になって狙われやすくなるので、固定しておける駐輪スタンドや防犯カメラなどその他の対策がなされているか注目しておきましょう。

万が一盗難被害に遭ってしまったら…盗難届の出し方とは

防犯対策をしていても被害に遭ってしまうことは考えられます。万が一盗難被害に遭ってしまった時に慌てず盗難届が出せるように、流れを覚えておきましょう。

盗難届の出し方
  1. 防犯登録時の「登録カードお客様控え」と「身分証明書」を持参して警察署もしくは交番に向かう。
  2. 盗難届を出したい旨を伝え、被害に遭った日時や場所などの必要事項を記入する。
  3. 口頭にて事情説明をした後に盗難届が受理される。
「登録カードお客様控え」を紛失してしまった場合は購入店舗へ問い合わせると確認できますが、どうしても防犯登録の番号がわからない場合は、自転車の所有者本人が警察署生活安全課もしくは交番へ行って確認してください。

また、警察署や交番へ向かう時は身分証明書として、運転免許証や健康保険証などを忘れず持っていきましょう。

自転車の盗難は最も身近な犯罪…きちんと対策しておこう!

自転車の盗難はニュースに取り上げられることはほとんどありませんが、街中で頻繁に起こっている窃盗犯罪だと考えると許しがたい犯罪です。

自転車の盗難にもさまざまな目的があり、高価な自転車からシティサイクルに至るまでどのタイプの自転車も被害に遭う可能性があるため、いつ自分の身に起きてもおかしくないと肝に銘じておくことが大切です。

自分の自転車を守るためには常に防犯意識を持ち、駐輪環境に応じて盗難防止策を実践していきましょう!

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