つけっぱなしだと電気代や健康が気になる…エアコンの正しい使い方

つけっぱなしだと電気代や健康が気になる…エアコンの正しい使い方
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一人暮らし向けの賃貸物件にもエアコンが完備されていることも多く、夏の暑い時期も冬の寒い時期も快適に過ごすための必需品となるでしょう。

家に居る時はできるだけエアコンをつけっぱなしにして快適に過ごしたいと思いますが、冷房病や翌月の電気代の請求金額が気になるところです。

そこで今回は、エアコンを賢く快適に使うためには「つけっぱなしにすべきなのか?」「こまめに消すべきなのか?」詳しくご紹介していきます。

エアコンは快適だけど…電気代や健康への影響が気になる

夏の暑い時期も冬の寒い時期もエアコンをつけっぱなしにしておけば快適に過ごせますが、一人暮らしの場合はお金も体調も自分で管理しなくてはなりません。

まずは、エアコンをつけっぱなしにすることで気になってくる問題をチェックしていきましょう。

電気代が気になる…
エアコンの使用時間が長ければ長いほど電力の使用量が増加し、電気代が高くなってしまうことが容易に予想されます。
冷房病が気になる…
夏場は冷房が原因と考えられている「冷房病」により、自律神経のバランスを崩してしまうことが考えられます。
一人暮らしの場合、家賃や光熱費、食費を自分一人の収入でやりくりしなくてはならないので、真夏や真冬の電気代が高額になってしまうと家計に負担がかかってしまいます。

また、冷房病の症状には手足の冷えや倦怠感、食欲不振などだけでなく、免疫やホルモンにも大きく関わってくるので女性の場合は生理不順や生理痛などの原因になることがあるようです。

こまめに消すだけが節電じゃない!エアコンの節電のコツとは

エアコンに頼らざるを得ない真夏や真冬の時期は、翌月の電気料金を見るのが怖いと思うのではないでしょうか?

稼働時間を極力減らすためにこまめに電源を消すように心がけている人は少なくありませんが、必ずしもこまめに消した方が節約になるとは限らないようです。気になるエアコンの節電のコツを詳しくチェックしていきましょう。

電力が多く使われるタイミングとは

エアコン稼働中は電力の使用量にも波があり電力が多く使われるタイミングや条件が存在します。節電するためにはエアコンが電力を必要とするタイミングを知っておきましょう。

電力が多く使われるのは…
  • 電源を入れて設定温度に達するまで
  • 外気温との温度差が大きい時
冷房運転、暖房運転どちらの場合も電源を入れて設定温度に達するまでの間は、フルパワー運転となり電力が必要とされます。

また、地域によって差はありますが、夏よりも冬の方が外気温と設定温度との差が大きいため電気代がかかる傾向にあります。

つけっぱなしの方が節電になることも…

電力が多く使われるタイミングを理解すると、こまめに消すだけが節電になる訳ではないということがわかります。

つけっぱなしの方が節電になるケースと消した方が節電になるケース、それぞれの具体的な例を見ていきましょう。

つけっぱなしの方が節電になるケース
  • ずっと家に居る時
  • コンビニなど30分程度の外出時
消した方が節電になるケース
  • 仕事などで朝から夜まで家を開ける時
  • 買い物や外食など1時間以上外出する時
外気温との温度差が大きければ電力の消費は多くなるので、長時間外出する場合は消した方が節電になりますが、短時間の外出時や節電を意識してこまめに消すことは節電になっていない可能性があるのです。

節電のためにできる工夫とは

節電を目指すなら、電源のオンオフだけでなく使い方を工夫することをおすすめします。簡単に取り入れられるエアコンの節約術をチェックしていきましょう。

自動運転モードがおすすめ
節電を意識して弱めの設定にする人もいますが、効率的に設定温度を保つためには始めから自動運転モードにしておくことをおすすめします。
設定温度は±1℃に
設定温度は冷房の場合は+1℃、暖房の場合は−1℃にするだけで節電になります。
扇風機やサーキュレーターを併用
扇風機やサーキュレーターを併用すると冷房の体感温度を下げられますし、暖房運転で温まった空気を循環できるので節電効果が得られます。
カーテンも上手に活用
夏はカーテンを閉めて直射日光遮り、冬はカーテンを開けておくと部屋を暖められるので、カーテンを使って部屋の温度を上手にコントロールしましょう。
エアコンの掃除はこまめに
エアコンのフィルターや内部が汚れていると運転時に電力が無駄に掛かってしまうので、こまめな掃除も大切です。
このようなちょっとした使い方の工夫で節約できるなら、ぜひ今日から実践してみてはいかがでしょうか?

冷えすぎに注意!エアコンの使い方を工夫して冷房病を防ごう

夏はエアコンのつけっぱなしで気になるもう一つの問題が「冷房病」ですが、その対策についても詳しくご紹介していきましょう。

冷房病の原因と症状

誰もが耳にしたことがある「冷房病」ですがそのメカニズムは知っていますか?まずは原因と症状をチェックしていきましょう。

急激な気温の変化が原因
5°C以上の急激な気温の変化が繰り返されると、自律神経がバランスを崩して冷房病を引き起こします。
症状は冷えだけではない…
手足など体の冷えや倦怠感などがよく知られる症状ですが、それ以外にも肩こりや神経痛、便秘、下痢、不眠などの原因となったり、女性の場合は生理不順や生理痛の原因になることがあります。
冬も暖房で気温の変化はありますが、衣服などで体温調節機能が補われるため冷房病のような症状は起きません。

自律神経は免疫やホルモンなど体のさまざまな部分に影響与えるので、エアコンの使い方には気をつけなくてはなりません。

冷房病を防ぎながらエアコンを使うコツ

冷房病の原因を知るとエアコンをこまめに消したり、室温のコントロールの難しい睡眠時はエアコンの使用を控えようと思うかもしれません。

しかし、夏の暑い季節に扇風機のみで過ごすと熱中症の危険性が高まったり、夜は暑さで寝付けないことも考えられます。

冷房病の原因からも分かる通りつけっぱなしではなく冷えすぎが問題となるので、冷房病を防ぐエアコンの使い方を頭に入れておきましょう。

設定温度は25〜28℃を目安に
外気温との差を5℃以内にするために設定温度は25〜28℃を目安に設定しておきましょう。
冷たいものばかり食べない
夏の暑い季節は冷たいものを食べて涼しい部屋で過ごしたくなりますが、体の内側から冷やしてしまうと体が急速に冷えてしまうので、冷房病予防には体を温める食材を積極的に摂取しましょう。
運動と入浴で血流を促進
適度な運動や湯船に浸かることは血流促進効果やリラックス効果の期待ができるので、自律神経を整えるために夏でもぬるめのお風呂に浸かることをおすすめします。
冷えすぎる場所では防寒対策を
日中は自宅以外で過ごす時間が長く、オフィスなどではエアコンが強すぎることも多いので、冷えすぎる場所では膝かけや靴下などで防寒対策をしっかりしておきましょう。
冷房病を予防するためには、体の内部を冷やしすぎないことを意識しておくことが大切です。

節電のためにも健康のためにもエアコンと上手に付き合おう

エアコンのつけっぱなしは電気代が高額になったりや健康に悪いイメージがあるので、一人暮らしだとエアコンをつけるのを我慢している人は少なくないでしょう。

しかし、こまめに消すよりつけっぱなしの方が節電になることもありますし、熱中症を防ぐためには外気温との差を意識して体に優しい温度を維持する方が良いこともあるのです。

自宅で快適に過ごすためにはエアコンの使い方を工夫し、自宅以外のエアコンに対しても冷えすぎないように注意して、上手にエアコンと付き合っていきましょう。

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